迷走が続くサッカーの韓国代表に対し、いら立ちを募らせていたサポーターにとっては待望の人事となった。韓国協会は26日、ベスト4に進出した前回ワールドカップ(W杯)で主将を務め、Jリーグの平塚(現湘南)や柏でもプレーした洪明甫氏(36)の代表コーチ就任を発表した。
韓国は自国開催の東アジア選手権で最下位に終わったことなどから批判が高まり、ボンフレール前監督が辞任。オランダ人のアドフォカート新監督を迎え、W杯に向けて急ピッチで再生を図ろうとしている。いまも選手間に強い影響力を持つ韓国サッカーの象徴的存在の合流は、チームの求心力回復の切り札となる。
前回W杯後に米プロリーグMLSのギャラクシーに移籍し、昨季限りで引退。米国でスポーツマネジメント分野の勉強を続ける意向だったが、新監督からの強い要請を受け「韓国サッカーが置かれた困難な状態はよく分かっているが、進むべき道から逃げたくない」と就任を決断。「コーチ陣と選手の間のバランスを取るのが自分の仕事」と自分の役割を見定めた。新体制はアドフォカート監督の脇を、前回W杯でヒディンク監督の参謀を務めたピム、主将としてチームをまとめた洪明甫の両コーチが固める「2002年シフト」となる。(共同)
★アドフォカート韓国代表新監督が韓国入り「02年に劣る理由ない」 【ソウル29日共同】
サッカー韓国代表の新監督に就任したオランダ人のディック・アドフォカート氏が29日韓国入りし、4強入りした2002年ワールドカップ(W杯)よりも「今の韓国チームは経験で勝る」と述べ「一生懸命やれば02年よりも劣る理由はない」と、来年のW杯へ向けての決意を示した。
同監督は仁川空港で「韓国代表監督は大きな挑戦だ。監督を引き受けたのは挑戦できるからだ」と強調。「ファンが熱心に声援してくれれば、最大限努力して成果を出す」と抱負を語った。02年W杯ではコーチを務め、アドフォカート監督の要請で再びコーチを引き受けたオランダ出身のピム・フェルベーク氏もともに入国し「サッカー協会が送ってくれたDVDを見ると、選手たちの自信が低下しているようだ。自信を引き出すようにするのが課題だ」と述べた。
