亡き友に思う(2024.02.05) | 播磨の容堂公の今様随筆

播磨の容堂公の今様随筆

気分は大殿様、身分は小市民。そんな男の徒然なるままに書いてみるブログです。

今日、大学時代の友人の訃報が届きました。先月に亡くなったのですでに葬儀は家族葬で済ませたとのこと。年賀状を送っていたので、それを元にしたのでしょうか、親族の方からお知らせを頂きました。

 

友人と言っても78歳、私よりはだいぶ年上です。小児科医をされていたのですが、大学に入り直して、ドイツ語を勉強していました。いったん社会に出て、それなりの立場になられてからも勉学に励まれる姿には感心するばかりでした。

 

この方、実は女性で、貴婦人という感じでセルシオに乗って颯爽と通学される姿が印象的でした。最初は「何者?」と思いましたが、あとで職歴を知って納得した次第でした。

 

数年前には元学校の先生をしていた学友の方も亡くなられました。時の流れは早いものです。最近は90代までご健在の方も多いので、78歳での旅立ちはなおさら早く感じますが、喜寿を過ぎているので、それなりに長寿であったと思います。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。そして惜別の歌を記しておきます。

「友垣の 旅の報せを 受け取りて 時の流れは 後朝(きぬぎぬ)の別(べつ)」