2022相生ペーロン祭(2022.05.29) | 播磨の容堂公の今様随筆

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気分は大殿様、身分は小市民。そんな男の徒然なるままに書いてみるブログです。

もう先々週の話になりますが、相生市の夏の風物詩「相生ペーロン祭」に行ってきました。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となりましたが、今年も力強い競漕と華やかなパレードが繰り広げられました。

 

会場は、相生湾に面したポート公園です。今年は会場がここに集約されました。そのため露店も無ければ、交通規制もありませんでした。

 

今年は、相生市にペーロンが伝わってから100周年という節目の年に当たります。当地は造船業が有名で、そこに勤めていた長崎出身の従業員によって伝えられました。当初はそこの社内行事で行われていた競漕が、そのうち地元の天白神社さんの例祭でも行われるようになり、さらには花火大会や市民パレードなどといった市民祭的要素も加わり、およそ60年近く前に今のような市内最大の催しになりました。

 

メインの競漕では、市内外から参加したチームによる、迫力あるレースが繰り広げられました。

 

ちなみに、ペーロンの語源は”白龍”です(中国の読み方は”パイロン”)。その名の通り、元は中国発祥で、ドラゴンボートと呼ばれる細長く底の浅い舟です。こちらの中国獅子舞はそこに関連しており、祝い事の華として人気があります。

 

今年は特別ゲストとして、神戸市から”神戸華僑總會舞獅隊”の皆様が来られ、獅子舞を披露されました。

 

 

陸上では華やかなパレードが行われました。会場がポート公園でしたので、どのようにするのかわかりませんでしたが、感覚としては「だいぶにぎやかな入場行進」といった感じでした。パレードを終えると、ステージに上がり、そこでまた演舞を披露します。

 

当然、祭りの”華”も。相生みなとの女王さんによるPRステージです。こちらの方は、今年選ばれた方です。もう一人おられるのですが(その方は昨年選出)、あいにくこの日は欠席でした。

 

当日はとても暑く、私は日焼けして帰ってきました。大変ではありましたが、会場内では迫力ある競漕や華やかなステージだけでなく、たくさんのイベント仲間やカメラマン仲間、関係者や観客の方々と交流でき、楽しい一日となりました。

 

最後になりましたが、すべての皆様、本当にありがとうございました。