こんにちは、やまけんです。
今回は、「カリスマとは何か?」ということについて考察していきたいと思います。
今回は、岡田斗司夫の『カリスマ論』の説明に倣って、説明をしていきたいと思います。
岡田氏によると、カリスマにも幾つか種類はあるのですが、ざっくりと言ってしまうと人々に大きな影響を与える人のことです。
例として、スティーブ・ジョブズや堀江貴文を挙げていました。
同じように人に大きな影響を与える人として、このカリスマと対比されたのが教祖です。
一言でいうならば、カリスマは開放的であり、教祖は閉鎖的です。
教祖が、教義を厳密に遵守させ、それぞれの人の人生に大きな影響を与えようとするのに対し、
カリスマは、他の指導者の存在を認め、他の人の言説も否定はしません。(否定はするかもしれませんが、強制はしません)
教祖は、関係を結ぶと10-15年と長い間関係を築いていくことがあることもあるのに対し、
カリスマは来る者拒まず、去る者追わずなので、人はどんどん集まり、どんどん離れ、新陳代謝がすごいようです。
また、カリスマもアドバイスはしますが、最後までフォローをするような気はないそうです。
このように、教祖と対比すると、理解が深まるかもしれませんね。
そして、カリスマには4つの要素があると、岡田氏は言及します。
①シナリオライター・・・世界はこうなるであろうというストーリーを描いており、そのために人々がどのような役割を担うべきかについてのストーリーがある。
これは個人的な見解ですが、ここでいかに、人々の価値観を転換・反転させられるかで、影響度の大きさも変わってくると思います。みんなの当たり前を打ち破る説得力のあるストーリーを持った人というのは、大きな影響力をはらむのです。
②パフォーマー・・・自ら演じることで人の心を動かします。人を巻き込み、ムーブメントを引き起こそうとします。
③プロデューサー・・・お人よしのお節介なので、他人の人生に口をはさみます。人に役割を与え、プロデュースしていきます。「あなたは~をするとうまくいく」等。
④トリックスター・・・権威をバカにし、社会の秩序をかき乱す一方で、文化を活性化したり、社会関係を再確認させています。
岡田斗司夫氏『カリスマ論』には、その他にも、カリスマのビジネスモデルや、ポジショニングマップ等載っているので、是非お読みください。
さて、ここからは映画を通して、一つのカリスマパターンを紹介したいと思います。
参照する映画は『スクール・オブ・ロック』(2003)です。米国のコメディ映画で、この映画、めちゃくちゃ面白いのでまだ観てない方はぜひ見てください。
簡単にあらすじを紹介すると、
一流小学校の教師になりすました売れないロックミュージシャンが、厳格な校風のせいで頭が固くなった小学生たちを、ロックを通じて自由に目覚めさせていく姿を描いています。
そして、この教師になりすましたロックミュージシャンであるデューイが、岡田氏の言及したカリスマの4要素を持っているのです。
①シナリオライター:子供たちに、「お前たちは権威と制度によって支配されている。そんなものはくそくらえだ。ロックはそれに反抗する気高い精神である。」とデューイは刷り込みます。これは立派なシナリオですね。このまま行っても、君たちは抑圧されて、大人の思うがままだ。反抗せよ!ロックせよ!というシナリオを受け、これまで抑圧されていた生徒が元気になっていく描写もあるのです。
②パフォーマー:デューイは、受け持ったクラスの子供たちとロックバンドを形成するのですが、デューイ自身もギタリストとして参加し、周囲を盛り上げます。
③プロデューサー:デューイは、ロックバンドを形成する際、一人一人の子の強み・特徴を考慮した上で、役割をテキパキと割り振っていきます。しかも、その役割に対して生徒自身にプライドを持たせるのも得意です。
④トリックスター:デューイは学校の権威をバカにし、思いっきり秩序をかき乱します。ですが、ロックという文化を学校に形成し、人々に感動を与えていくのです。
あまりネタバレはしたくないので、細かな解説は避けましたが、このように、主人公のデューイは、岡田氏の言及するカリスマの4要素を見事にクリアしていました。
カリスマについて興味のある方は、ぜひこの映画を観てみてください。
「コイツが本当にカリスマか!?」って思っちゃうけど、でも岡田氏の言う4つの要素はクリアしていて、結局は人を巻き込んで感化していっちゃうんですよね。
というわけで、今回はカリスマについて考察しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
やまけん

