死ぬのは怖いのか
大切な人の死は、人間に与えられた最もつらいこと であり、哀しいことである。しかし、皮肉にもその哀しい出来事は人生にプラスをあたえることもある。私にとって、父の死は人生で最も哀しい出来事だった。と同時に、それによって私は生まれ変わり、少しずつ成功への階段を歩むことになった。(成功といっても、あくまで人から見ればであって、私自身は成功したと思っているわけではない)死、というものは怖いものである。人にふりかかるとしても、自分が死ぬと考えても。小さい頃は死ぬということが分からなかった。死を理解すると、死ぬのが怖くなった。20代前半で父さんが死んで、そうなると、死ぬことが怖くなくなった。(むしろ死んでもいいかと思うくらい)なぜなら死んだら父さんに会える、という気がしたから。自分が父親になり、今度は死ぬのが惜しくなった。もし自分が死ぬと仮定したら、怖くも無いし、後悔も無いし、たいして反省も無い笑(痛いのはイヤだが)しかし、子供の成長を見れなくなるのはそれ以上寂しいことはない。そんな楽しい時間が無くなるのはあまりに惜しい。そして、子供達に寂しい思いをさせてしまうことは、それ以上に哀しいことはない。苦しみや悲しみ、挫折や絶望、それらはただ単に、人生の中で決して悪いことだけを生むわけではない。それらは、人をよみがえらせ、新たな希望を生み、幸福の始まりでもある。その時は気づかないかもしれないけど。その時は、いずれ誰の元にも訪れるもの。人間は、いかなる困難も乗り越えられるようにできているのだと、確信している。