妖怪:雨鼓(ようかい:あまつづみ) | ねこまた日記

妖怪:雨鼓(ようかい:あまつづみ)

あの頃の私は、いつも下ばかり見て歩いていた。


なにもかもがうまくいかず、人間不信になっていた。


見知らぬ通行人とすら目が合うのが怖くて、下ばかり見て歩いていた。


じめじめとした湿気の中、家路を急ぐ。


天気予報では雨が降ると言っていた。


折りたたみ傘は持っているけれど、雨が降り出す前に家に着きたかった。


雨粒の最初の1滴がアスファルトを濡らす。


ポツン


私の目の前で、親指ほどの小さなおじさんが、ポツン、と鼓を打ち鳴らした。


おじさんは満足げに頷くと、夜の闇に消えていった。


本格的に雨が降り始めた。あぁ、ついてない・・・




数日後、私は恋人に別れを告げられた。


あんなやつ、私のほうから振ってやればよかった。


悔しくて、涙がこぼれた。


ポツン


私の涙がアスファルトを塗らした時、親指ほどの小さなおじさんが、ポツン、と鼓を打ち鳴らした。


おじさんは少し慌てたようにキョロキョロしながら、夜の闇に消えていった。



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ども~~!!こんちゃっす!

なんかめるへんちっくでびっくらこいたべ?

いや、なんかね、朝起きた時にね、今日は天気が良くて暖かくて、

屋根の雪が溶けてポツンポツン音が聞こえてたんっすよ。

んで、突然「雨鼓」って言葉が頭の中にピラめきましてね、

お話を作ってみたわけですわ。


てことで、「雨鼓」という言葉も「雨鼓」という妖怪も、存在しません。

全てあたいの妄想だ!

まいったか!!