夏が来~れば思い出す~♪(超長文) | ねこまた日記

夏が来~れば思い出す~♪(超長文)

既に秋の大都会村からこんばんにゃ。


ゴロさん、それ、怖い怖い!!!!
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夏になると毎年・・・いや、3年にいっぺんくらいw

思い出す人がいます。


その人は確か・・・あたいより3歳~5歳年上だった。


昔、武蔵小山の霊道完備マンションに住んでいた頃、色々と怖い目に遭っていました。

そんな時、その人がいつもあたいを家に泊めてくれたの。

とてもありがたかったわ。

すごく頻繁に、2週間に1度くらい、嫌な顔ひとつせずに、いきなり電話して押しかけてくる私を

1度も断る事無く、泊めてくれました。


怖くて自分のマンションに帰れない

かと言って、ホテルも怖い怖い(10代だったのでそんな金も無かった)

ひとりで居たくない


そんな私を無条件に受け入れてくれていたのです。

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数年後、その人が、何かのアレルギーで蕁麻疹が出てしまい、皮膚科に行くと

ステロイド配合の塗り薬を渡された。

蕁麻疹は治まったが、その薬を止めた途端に、皮膚から黄色い汁が染み出して来るようになった。

それが全身に広がって、外出もままならない姿になってしまった。


3年間もの間、その人は、自分の夫にしか会わない、自分の夫としか会話をしない、

そんな生活を続けた。

(そのような状態だったので、うつ病も併発してしまったらしく、電話をしても

「話したくない」とだけ言われて、まともな会話はできなかった)


やっとその状態が改善して、服で隠れない部分が治った、ということで、

3年ぶりにその人の家に遊びに行った。


元々、彼女はちょっと変わった人ではあったのだけれど、「ちょっと変わった人」では済まないくらいに

「突拍子も無い人」に変貌していた。


こじんまりとした家庭的なレストランで一緒に食事をしていると、突然大声で歌い始める。

壊れたレコードのように、同じ話を何度も何度も繰り返す。


ああ、これは・・・うつ病じゃなくて躁鬱なのかしら・・・
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彼女の家の近くで夜遅くまで一緒に飲んで、「今日はうちに泊まっていくでしょ?」と言われた。

まぁ、じゃあお言葉に甘えよう、と、彼女の家に行った。

私はもう舟漕ぎ状態。

「ちょっと待ってて」と、寝室のほうに行ったので、あぁ、布団を持ってきてくれるんだな、ありがたい。

と思ったのですが、戻ってきた彼女はA4の用紙の束を手に持っていた。


その用紙は、彼女の、自作の小説。

2部持ってきて、1部を渡される。


そしてなぜか、それを朗読することを強要される。


「私はXX役、ぺん田はXX役ね!」


わけがわからないうちに小芝居が始まっていた・・・


何度かダメ出しをされ、読み直しさせられながらも、深夜3時くらいにやっとソレは終わった。

今度こそ眠れる!!

そう思ったが、次に彼女が持ってきたのはノートパソコン。

「これ、面白かったから一緒に見よう!」

と、映画のDVDを見せられる。

うわ~、もう眠いのにカンベンしてくれよ~、と思いながらも見ていると、なかなか面白い映画で、

見ているうちに私も目が覚めてきた。

いよいよクライマックスか?!

そう思った時


横から白い手が伸びてきた。


ブチッ


パソコンの電源が、いきなり切られた。


「もう眠いから寝よう」


・・・色々とストレス溜まりまくりだったけれど、その日はなんとか眠る事ができた。

翌日、早々に帰ろうとしたのだけれど、トイレに立つタイミングさえ無いくらいの

マシンガントークが私を襲った。
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なかなか話をさえぎることができない。

話の内容は、彼女の好きな芸能人の話だ。

しかも壊れたレコード発動。何回も、何十回も。

繰り返し聞かされるうちに、それまではさほど好きでも嫌いでも無かったDモトKイチの事が

どんどん憎くなってきたw

ふと、視線を本棚に向けると、「呪い(ノ´▽`)ノ ⌒(呪)」に関する本がずらっと並んでいた。

DモトKイチを呪いたくなったのを覚えているw


普通であれば、ここで友達やめちゃうんだけど、この人にはすごい恩義がある。

もし、私と一緒に居ることが少しでも彼女の社会復帰の役に立てたら・・・

そんな気持ちで、彼女とは頻繁に連絡を取り合っていた。
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彼女からはその後、自作の小説がメールで送られて来るようになっていた。

「急がなくていいから、感想教えてね」と、毎回言われていたので、読まないわけにもいかない。

内容は・・・そう、一言で言うなら、思春期の男の子が主人公の「大人はキタナイ」っていうような話だ。


ある日、彼女と二人で新宿で飲んでいた。

うちのフサフサ兄の話になった。

彼女の家からわりと近いところに住んでいる、という話をすると、「会いたい」と。

新宿からも徒歩圏内。呼び出すとフサフサ兄はホイホイとやってきた。

兄が来てからは、「ちょっと変わった人」程度の会話ができていた。

かなり酔っていたので、彼女をタクシーで家まで送ってくれるようにフサフサ兄に頼んで、

あたいは電車で帰った。
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翌朝、彼女からメールが来た。

いきなり喧嘩腰で

「送った小説の感想、どうなってんの?いつも忙しい忙しいって言いうけど

『心が亡くなる』って書いて忙しいとはよく言ったもんだよね!!」と、

なんかうまいこと言ってる。

小説が送られてきたのは2~3日前の夜中。

そのうち1日は彼女と飲みに行ってたんだから、読む時間なんてありゃしない。

しかも小説送ってきたメールに

「忙しいなら無理しなくていいからね。もし良かったらでいいから、急がないから感想聞かせて」

と書いてあった。


何度かメールのやり取りをしたけれど埒が明かない。

いきなり絶交を言い渡され、じゃあ、身体には気をつけてね、無理しないようにして、早く元気になってね、

と返事を出すと

「なにそれ?心配なんてこれっぽっちもしてないくせに!」と返事が来た。

本当に心配してるよ、早く元気になってほしいって、心から祈ってる、と返事を出すと

「絶対に信じない!!そんな、思ってもいないような事言わないで!!」と・・・

何度か同じやりとりがあって、それっきり、彼女との縁は切れました。



わけがわからなかった。

でもどこかホッとしている自分も居た。


後日、フサフサ兄に会って、なんとなく理由がわかった。

「あの子、タクシーの中でいきなり抱きついてきてキスしてきたんだけど、なんなの?」と・・・

ままままままさか、それ以上の事なんてしてないだろうね?と聞くと

「俺だって人妻に手を出すほど飢えちゃいねえよ」

一安心。



彼女はすごくプライドの高い人だった。

恐らく、べろんべろんに酔っ払ってはいたけれど、記憶は無くしていなかったのだろう。

恥ずかしくて、自分が許せなくなって、私と縁を切る、という結末を選んだのだろうなぁ、と。



今でも、彼女が肉体的にも精神的にも完治することを祈っています。