【ネタバレ注意!】アキバ冥途戦争 最終回
アキバ冥途戦争
https://akibamaidwar.com秋アニメのチェックの時にアキバ冥途戦争のサイトを見ただけで切ろうとした事を今でも覚えている。
スタッフのページにP.A.WORKSが制作と書いてあるのを見てなければ観てなかったかもしれない。
ネタバレ注意!
ネタバレ注意!
ネタバレ注意!
ネタバレ注意!
あくまでも個人的な感想です。
●感想
アキバ冥途戦争、とても面白かった。
メイドと任侠の組み合わせは衝撃的だった。
銃や暴力を肯定してる訳ではない。
奥深いストーリーが良かった。
ぶっ飛んだキャラ達ばかりで面白かった。
複数のジャンル要素があったと思う。
ブラックジョーク多くて危険な描写も目立ったが、ストーリーは感動的だった。
任侠
メイド
ブラックジョーク
ギャグ
結論としてメイドに必要なのは、武器や暴力ではなく萌えや楽しいこと。
●1985年 秋葉原
美千代
ウズ子
嵐子
御徒町さん
末広
ラーメン屋の大将
ここが始まりだった。
メインは侍女茶館の3人。
美千代は武闘派。
孤児だったウズ子も武闘派メイドの道を選択。
嵐子は、争いを好まず武闘派ではないメイドを望む。
美千代を襲撃したのは御徒町さん。
変わりつつあった美千代を殺させたのは、変わりつつある美千代に納得いかなかったウズ子。
末広は、主にメイドを闇に葬る殺し屋。
御徒町さんの口封じもウズ子。
秋葉原には元々武闘派メイドなるものが存在していた。
他の地域は不明。
嵐子の存在で美千代は、武闘派ではないメイドへと変わりつつあった。
普通のメイドを目指そうとしたのが美千代、嵐子。
ここで武闘派メイドと普通のメイドの2つの道。
普通のメイドの道は、美千代と嵐子を封じる事で閉ざされる。
他にもあったかもしれないが、物語の根底がしっかり描かれている事でストーリーにブレがなく骨太だったと思う。
●1999年 秋葉原
凪代表がいるケダモノランドグループ
他グループの抗争
凪の思惑通り武器と暴力、調教で支配された武闘派メイドがいる秋葉原
嵐子
武闘派の侍女茶館で働いていたから戦闘力が高く好戦的にも思われがちだが、実際は普通のメイドを目指していた。
攻撃していたのは、とんとことんメンバーに対して何かあった時だったかと。
1話では嵐子がいなければ、なごみの渡す手紙で抗争争いの火種となり殺されるか良くてもボロ雑巾。
とんとことんを選んだのは元々侍女茶館だった店だから。
どんとことんでの仕事は楽しくて、メンバーを家族のように考えていた。
とんとことんは、おひねりちゃんの都合や立場上で抗争に巻き込まれていたが、嵐子はギャンブル、格闘技、野球、運動会?などを楽しんでいた。
嵐子を狙っていた末広を信じて恋愛。
ロッカーに銃を置いたまま待ち合わせに向かっている事が末広への信頼の証。
1985年、美千代さんを襲撃した事を告白した御徒町さんを撃たなかったのは、美千代さんが望まなかったかもしれないと言っていた。
これは、当時の美千代さんが武闘派から変わりつつあった事を嵐子も察していた。
過去のシーンには華やかな嵐子さんも描かれていた気がする。
なごみと嵐子
対照的であったこの2人も方向性は同じだった。
なごみ
普通のかわいい萌えメイドを目指していたなごみ。
武闘派メイドに入ってしまい、過酷な道を進んでしまう。
なごみには人を変える力があった。
純粋でまっすぐな女の子。
野球ではフェアプレイを貫き、対戦相手の考え方を変えていた。
最終回では襲撃されても、メイドのあり方と信念を貫いた。
ライブ終了時、襲撃メンバーに拍手していたのが数名いた。
おそらく共感や感動があったと思う。
自分も涙が止まらなかった。
嵐子が死んだ事で暴走していた凪代表ですら何か感じるものがあったと思う。
なごみが仕掛けたメイド戦争とは、メイド喫茶としてお給仕してメイドのあり方を見てもらう事だった。
凪代表がそれを受け入れた時点で勝負が始まっていた。
ライブ中に凪代表がなごみの脇腹を撃ったのは、振り付けのキレが悪かった事への苛立ち?
ここでは襲撃ではなくメイドに対する考えに変わっていた?
撃たれても歌い続けたのは、なごみの信念と覚悟の強さだったと思う。
凪代表、ライブが終わり苦笑した後に乱射
その後、ウーパーメイドが凪代表を撃つ。
なごみ、とんとことんメンバーに共感して感動したから?
ついでにグループが吸収された事への報復?
トドメが竹やり…
●2018年
とんとことん襲撃で全滅したようにも見えたが、Cパートでなごみの生存を確認。
車椅子でもメイドの仕事を続けていた。
あの状況下で生き残れたなごみ。
凪代表の乱射シーン何度も見直した。
撃たれたのはなごみだけ?
とんとことん他メンバーは断末魔の叫びではなく、なごみを心配する声ばかり。
乱射シーンの前にあった凪の回想シーン
ウズ子が侍女茶館に迎えられる
今日からここがウズ子の家だからね
この回想シーンや大将の昔話では居場所について語られている。
凪代表のセリフ
メイドはどこまでいっても独りだ
お前なんか美千代さんの足元にも及ばないクズメイドだ
お前は嵐子にそっくりなメイド
なごみのセリフ
それは光栄だブー
お嬢様、とんとことんは楽しめましたか
凪代表がなごみを撃ったのは、なごみが嵐子や美千代みたいなメイドなのが気に障ったから?
凪代表は、なごみのメイド戦争で錯乱していたように思える。
取り乱していたためなのか狙いが定まらず、なごみは下半身に障害が残ってしまったが生き残れた。
他のメンバーは不明。
車椅子の車輪には、とんとことんメンバーの写真が貼ってある。
長々と書いてしまった。
アキバ冥途戦争、それほど衝撃的でありつつも奥深い内容だった。
1985年や過去のシーンに本質や重要な事が多く描かれていたと思う。
凪代表は、暴力や恐怖で支配。
佐野調教師がやっていたのは洗●w
武器、暴力、攻撃は恐怖対象になる。
攻撃対象にもなる。
憎しみや争いが連鎖する。
なごみは、嵐子の死で一時的に乱心してた。
武器を持てば恐怖対象。
攻撃したら逆襲される。
牛メイドの件で身をもって知ったであろう。
なごみは、普通の女の子ゆえに武闘派になり切れず躊躇も感じた。
逆襲を受けた事や嵐子の遺品で目が覚めたと思う。
なごみは、暴力ではなく和解を選択。
楽しいメイド(やりたいメイド)を自ら示す事で変わってくれた人がいた。
秋葉原も変わった。
人を変えることはほぼ不可能。
自分で変わろうとしない限り変わらない。
なごみが生き残れたのは嬉しかった。
なごみは暴力ではなく楽しいメイドの道を進めたのが嬉しかった。
居場所についても描かれていたように思える。
居場所は、人によってやりたい事や楽しい事、進みたい道、居心地のいい場所は違う。
人によって過ごしてきた環境や状況が違うため。
人に迷惑をかけず、自分にとってやりたい事や楽しい事をしているだけでも人は幸せになれると思う。
メイドに必要なのは暴力ではなく萌え。
アキバ冥途戦争は、背景も良かった。
昔の秋葉原の背景は、懐かしさを感じるほどに素晴らしかった。