もちろんラポールの駐車場に限らないのですが、1月、2月の厳寒期にスキー場に車を停めるときのお話です。
よく質問を受けるのがワイパー、それにサイドブレーキです。
一昔前、スキーやスノーボードの雑誌に毎年必ず載っていたのが、ワイパーを立てておこう、と言うのとサイドブレーキは引かないほうが良い、と言う二つでした。
最近、雑誌はかなり希少な媒体になりつつあるようですが、上記のことはネット上でもたまに見かけますし、お客さんからよく質問されます。
ワイパーは立てておいても立てなくてもどちらでもいいと思います。前回書いたように、まずエンジンを掛けてデフォッガーで温めてフロントガラスを溶かせば、ワイパーは立てていなくても問題ないでしょう。
レアケースですが、前回ラポママも書いていたように、以前、立てておいたワイパーにルーフの雪が大量に落ちて、ワイパーが曲がってしまったことがありました。
忙しい時期で、何日も車の雪かきをせずに放置していたのでたくさん重い雪がルーフに溜まっていたためです。普通はこんなことは起こりませんので、ご安心を。
それから、ワイパーをねかしたままにしているときは、エンジンを掛けるときにワイパーがオフになっていることを確認してください。
ワイパーが凍結していて動かない状態でオンにし続けていると、稀にワイパー駆動のモーターが故障したり、リンケージが外れたりして動かなることがあります。
次にサイドブレーキですが、よほど古い車でなければ引いておいても大丈夫です。
通常は凍結することはありません。
昔、それも30年近く前はサイドブレーキのワイヤーが凍り付いてサイドブレーキを戻せなくなることがありましたが、最近の車では、まずそんなことは起こりません。
それよりも気を付けた方がいいのはディーゼル車の燃料凍結です。
軽油には一号、二号などとランクがあり、凍る温度が違います。東京近郊で普通に給油できる二号軽油だとー5℃以下で目詰まりを起こす可能性があるので、関越道だと赤城SA以北で給油するのが無難です。
以前はうちのお客さんでも、頻繁に軽油が凍って(目詰まりして)始動できない車がありました。
ディーゼル車が少なくなったこともあり、最近はほとんどこんなことは起こっていませんが、ディーゼル車にお乗りのお客様は気を付けるに越したことは無いでしょう。