お客様からよくクマはいますか?と尋ねられます。
たんばらにクマはいます。
と言うか、関東以北のある程度山深いところでは、どこにでもいると思われます。
私は頻繁に森の中をうろうろしていますので、毎年必ず目撃します。
車で走っている時も見ますが、ハイキング道を歩いている時も目撃します。
かなり離れたところで遭遇しているので、今までに危険な目にあったことはありませんが。
たんばらに限らず、ハイキングをされる方は出来ればクマには会いたくないでしょうし、会ったときにどうすればいいのか、気になるのではないでしょうか?
もちろん、私の経験など限られてますし、クマと接近遭遇したこともありませんので、大したことはお話しできませんが、30数年間たんばらで暮らすうちに多くの森に詳しい人々からお聞きしたことを書きます。
もちろん、科学的に有効だ、と言う検証はありません。
まず、一般的にクマは人を恐れます。あなたがクマを恐れる以上にクマはあなたを恐れています。
できれば会いたくない、と思っています。
ですから、クマと近い距離で会わないためにはこちらの存在を早めにアピールすることが一番です。
そこで、もっとも一般的に使われているのがクマ鈴です。ほとんどのハイカーが着けていますね。
もちろん、クマ鈴は有効だと思いますが、それよりも何よりも効果的なのが人の話し声だと言います。
物質的な音よりも人と言う動物の声が効果的だというのです。
科学的に実証されているかどうかは知りませんが、動物保護組織の方や猟師さんからも同じ話を聞きますし、自分自身の経験からもこれは間違いないのではないかと思っています。
複数でハイキングされる方は、どうか楽しく大きな声でお話ししながら歩いてください。
自分たちもどんどん楽しくなってきますし、クマも皆さんを避けて森の奥に逃げていきます。
一人で歩くときは大声で独り言、と言うのも難しいので(ヤバいひと、と思われるし)、ラジオやポッドキャストの人の声が有効なようです。
いずれにしても、森の中にいるかもしれないクマにこちらの存在をアピールするのが一番です。
私は一人で森の中を歩いているときに森の中でクマかもしれない音を聞くと、大きな音で指笛を吹いたりします。
ただ、クマも人間と一緒で、変わったやつもいます。上記の方法で100%接近遭遇を避けられるとは限りません。
長くなってしまったので、クマの会ってしまったときの対処法としていろいろな方にお聞きした方法を、次の機会に書きたいと思います。