あじさいあじさいあじさい第40回(6月)定例会報告あじさいあじさいあじさい


    紫陽花のてんてんてんまり花てまり   米大のおそまつ一句より


6月例会にも阪口吹田市前市長が傍聴に来られました。前回につづいての

ご来駕は、自分史の価値を見だされたのではないか、吹田に自分史を活かす

きとのご意思の現われではないかと、都合よい解釈をしています。自分史を

市政の端っこにでも置いてもらうには、阪口前市長に是が非でも市長に帰り咲

いてもらわねばならないし、僕たち(複数形にしてはいけないか)もその実現に

力を注ぎたいと思います。僕のような老人を見捨てて、高齢者福祉を切り崩し

葬り去り、図書館運営など文化面にも財政改革の美名のもと手を突っ込んで

掻きまわしている現井上市政に失望し、今や憎しみにも似た憤懣を抱いてい

る。それだけに、阪口先生には市長に返り咲いていただいて、吹田市の老人

のために全国に冠たる開かれた福祉都市を作り上げていただきたいし、高齢

者の幸福に確実につながる自分史を吹田市の文化施策のひとつに取り上げ

いただきたいと願っています。突然のご来駕に、手の打ちようもなく、前回の

ようなよそ行き例会でなくて、「ふだん着の例会」となりました。先生は、前回

との様変わりに大きなップを感じられたことでしょうが、「吹田自分史の会を

明るく楽しさの中にもちょっとアカディックな活をする会に位置づけたい」と

僕個人考えています「ふだん着の吹田自分史の会」の姿を見てただいてよか

ったと思っております。(米大記)



雨あじさい雨第41回(7月)定例会案内雨あじさい雨あじさい

■日時 7月20日 10:00~10:00

■場所 千里ニュータウンプラザ 7階

            (阪急電車千里山線南千里駅改札口出て1分)

■プログラム

     ワイン第1部 作品朗読・合評

           〔作者と題名〕

                ①田中敏雄 『「吹田自分史の会」への思い』

                ②宮本義次 『鎮守の森』

           〔朗読者〕

*************** ①山崎恵子(朗読工房所属)

******************** ②見吉   (朗読工房所属)


       カクテルグラス第2部 ワンポイント講座

                         講師 梅田米大

                テーマ 「的(てき)の意味を考察する」 

               「集団自衛権」(朝日他)と「集団自衛権」(読売だけ)の違いは

********************:なにか。「わたし的」の流行語的「的」の意味は?


****クローバー朗読専門家による作品朗読を楽しんで頂けると思います。お気

******軽においで下さい。なんのおもてなしもできませんが……。


          晴れ晴れ晴れ新入会者歓迎会 晴れ晴れ晴れ

例会終了後、12時15分から新しく入会された2人の歓迎会を開きま

す。会員の皆さん参加して下さい。会場・会費は当日発表します。


   いちごビールいちご米大が選ぶベスト断片史いちごビールいちご

梅田米大が独断と偏見で選ぶ印象に残る会員の作品を紹介します。



    宍道湖に沈む夕日                                

******************************************* 八重  桜

  1962年9月1日、国立島根療養所付属看高等学院へ入学しました。全寮制で朝6時に起床、一日のはじまりです。先ず、ラジオ体操、朝礼、掃除、それ

から朝食となり、8時30分には白衣を着て療養敷地地内にある学院に登校して授業がはじまり、帰るのは夕方5時です。門限は午後8時、外出は教務主任に許可をもらわねばなりません。外泊するときは宿泊場所で承認印をもらいす。

  寮費・食費・授業料はすべて無料でしたが、息の詰まるような学院生活をしているころの10月末に、島根大学経済学部俳句クラブの代表と名乗る2人の男性、門さんと福永さんが終業時刻の5時に学院を尋ねてこられました。

「生徒会長さんに会わせてください」とのことで、生徒会の役員神田さんと私との2人が面会すると、島大の俳句クラブと合同でクラブ活動をしないかという誘いでした。教務(副校長)と学院長の許可をもらって合同のクラブ活動がはじまりました。早速、親睦会が大山で開催されることになりました。

  11月3日、島大の俳句クラブから約10名、看護学院から9人が、伯耆大山枡水高原に集まりました。高原はすすきがなびき、山一面燃えるような紅葉に染まった美しさは、五十年過ぎた今も鮮明に思い出し、忘れられませんます。

高原に着くと車座に坐って自己紹介がはじまりました。

  クラブ代表の元則さんは、

「長崎の五島列島から来ました。いずれは社長になりたい」

(元則さんは就職した会社の社長になりました)

正樹さんは、

「広島出身です。いずれは本を書きたい」

   (ズッコケ三人組シリーズの楽しいマンガを描いておられます)

 私の隣の祥男さんは、

「山口県宇部から来ました。山口特産の寒づけ(漬物)の研究をしたい」

   (漬物に関係のない商社に就職。その後自営、社長に)

祥男さんをとても変った人だと思いました。

看護学生は、みんなで声をそろえて、ナイチンゲールのような優しい看護婦

になりたいと言い、自己紹介に移りました。その当時は、授業がはじまる前に

必ず「ナイチンゲール誓詞を唱和していました。


我はここに集いたる 人々の前に厳かに神に誓わん

  わが生涯を清く過ごし わが任務を忠実に尽くさんことを

   ………

  わが任務に当たり 取り扱える人々の私事のすべて

我が知りえたる一家の内事のすべて人に洩らさざる。

 

この誓詞のためか、素晴らしい看護婦になれそうに思えました。

 

  次回の句会は、すぐに三保の関に決まりました。

  三保の関は「関の五本松」が有名です。島根半島の一番東側にあり、境港に出入りする船が目じるしにする松の木のあるところです。

  関の五本松の由来は、

 入出港の目じるしの松を殿様が切ってしまいました。船頭たちはとても悲しみ、残った松を守りたいと、

 

  ハーァ 関の五本松 ドッコイショ

  一本切りゃ四本

  あとは切られぬ夫婦松 ショコ アショコ

                アショコ ホイノー松ホイ


  と民謡「関の五本松」をつくり後世に伝えました。しかし、のちには枯れてしま

い、今では三代目の松が植えられているそうです。


  険しい山裾に立っている松を囲みおしゃべりに夢中、句会とは名目だけで、二回目で早くも窮屈な寮生活のリフレッシュが目的に変わっていました。


ある日、漬物の研究をしたいと言っていた少し変わった人に、

「宍道湖に沈む夕日を見に行きませんか」と誘われて、行く約束をしました。誘

われて行って見た宍道湖に沈む夕日はとても綺麗で、その後なん度も一緒に

見に行きました。


   宍道湖に沈む夕日に手を合わせ

           時を止めてとくちづけした日


 この少し変った人と生涯ともに暮らすことになりました。

********************************************************おわり