今回からは爆撃機のキットを取り上げたいと思います。第1弾は、久々のイタラエリ(=イタレリ)のキットです。1/72スケールのDo217Kのキットです。

【実機の紹介】
第二次世界大戦時のドイツの爆撃機で、1938年に初飛行しました。「空飛ぶエンピツ」と呼ばれたDo17爆撃機の発展型です。まずまずの性能を持っていましたが、2000機弱の生産数だったため、主力機とは言い難い状態でした。相当数が夜間戦闘機として使用されています。K型は爆撃機型です。

【キットの紹介】
70年代後半頃に発売されたキットで、1/72のDo217としてはエアフィックスに続くキット化になります。バリエーションキットとして、ほぼ同じタイミングで夜間戦闘機型(N型)も発売されていました。相当数が輸入されたので、おなじみのキットだと思います。
その後、箱や値段を変えながら、今でも発売されています。ドイツ・レベルのブランドでも販売されていましたが、組立説明書とデカールはレベルのオリジナルでした。
紹介しているのは極シンプルなボックスアートですが、その後夜間飛行中の箱絵になります。そちらの方が、よく流通していたように思います。

箱の中身の様子です。

パーツの状況を胴体パーツ側から写しました。パーツの表面は、基本的には繊細な凸モールドです。

パーツの状況を主翼パーツ側から写しました。動翼部分が別パーツになっていますが、別に可動式な訳じゃありません。

とにかく細かいパーツが多いので、他の同じくらいの大きさの機体のキットと比べると組み立てに気を使います。と言っても、パーツの精度がよいので、慎重に組み立てればそれ程難しくはありません。
外形的にはよく実機の特徴を捉えていますし、コクピット内部などのディティール表現もなかなか細かく仕上がっています。特に、機銃と乗員の出来は、他のメーカーのお手本と言ってもよいと思います。欲を言えば、どうせ凝るならば爆弾倉内部も再現して欲しかったなぁ~。
これくらい出来がよいと、表面の筋彫り化にチャレンジすれば、苦労が報われると思います。最近発売されているものは金型がかなりくたびれてきたようですが、まだまだ現役で頑張ってほしいキットですね🐧