はてさて、
今回は、引き伸ばしてた、
『競馬場でのお仕事』 の続きです。
無事、Flemington競馬場での仕事をゲットしたNaoming。
仕事は、競馬が行われる日だけ、
月に1回、2回あるかないかの超カジュアル。
なので、
お金を稼ぐためではなく、まさに経験。
気品の高い競馬場で、
ローカルの中でしっかりと対等に働くということが目的で、
得た仕事でした。
そして、
緊張の初出勤。
数日前に送られた、
仕事の詳細が書かれたレターに、
『白いシャツ、黒のパンツ、黒の靴着用』
決まったユニフォームはなく、
エプロン、名札は現地で配布。と書かれていました。
当時、
スーツを買うお金も持っていなかったNaoming。
日本から持ってきていた、
ビジネス用の濃い灰色(ストライプ入り)のパンツと、
カジュアルな白のシャツ、
黒の靴もなかったので、黒のパンプスを履いていくことに。
Melbourneのカフェで働いている人は、
大抵みんなシンプルな服に、ペタンコのパンプス。
ここの面接でも、同じような格好で行って採用してもらったので、
特に問題はないと思っていたんです。
そう、
その時の私は、
Flemington競馬場で仕事をすることがどういうことか、
よくわかってなかんですね~。
当日は、
レースが始まる前からすごい人、人、人。
みんなとってもオシャレ。
臨時の電車も何本も出ていました。
本当に広くて、
色んな人に道を聞いて、なんとかたどり着いた、
スタッフの集合場所。
どうやら、
ここで、エプロンと名札が支給され、配属先が言いわたされるよう。
『ハロー。Naomingですが、配属先を教えて下さい。』
『え~Naomingさんね~………』←紙をチェック
『………ドキドキ』←緊張
『あ~あなたの配属先はね…………
家だよ。』
………へ?
『あんたさぁ~そんな格好でほんとに働けると思ってんの?
周りのやつらよく見てみろよ。』
みんな、
真っ黒のスーツパンツに、
アイロンのかかったパリとした白いシャツ、
ピカピカの黒の靴……
Naoming、
明らかに場違い。
しかも、
みんな冷ややかな目で、
Naomingを見てる。
誰だよ!そこでコソコソ笑ってるやつっ!!!(╬ಠ益ಠ)デテコイコラー!!!
『とりあえずさぁ、
キミそんな格好じゃ働けないから、もう家帰んな。』
…………チーン。
はい、終了。
何枚もレジュメを配り、やっと見つけた仕事。
あんなに、緊張して乗り切った面接。
友達、シェアメイトも
『Naoming、Flemington競馬場で仕事なんてスゴイね!頑張って!!』
と応援してくれてたのに…
私の常識のなさ、
ゆる~いオージーだから大丈夫よね~(´∀`)
なんて甘くみていたのがダメだったんだ。
ついさっきまで、
キラキラ華やかに見えた競馬場の雰囲気が、
なんだか急に遠い存在に思えた。
帰りは、競馬場に向かう人の流れに一人逆らって、
人目も気にせず、涙を流しながら帰った。
せっかく手にしたチェンスを、
自分の甘い考えで全部パーにした。
そんな自分が腹立たしかった。
と、同時に情けなった。
一人でいると、
なんだか落ちそうだったので、
友達にメールしてカフェに誘って、
泣きながら話を全部聞いてもらった。
いつの間にか、
『ユニフォームくらい支給しろ!』と愚痴に変わっていたけどね。(´∀`)←見苦しい。
数日後、
なんとビックリ。
Flemingtonからまたまた仕事の案内が!!!!!
てっきり首切られたかと思った。
きっと人手が足りなかったのね…
でも、
この時すでに、
2ndビザを取るためのファーム行きが決定していたので、
結局、この後、競馬場で働くことはありませんでした。
(そのファームできた町で、今のダンナと出会うことになるんだけど…)
なので私、
結局、1日も働いてませーーーん!!!
競馬場でのお仕事ってどんなものなのかしら??
と、興味しんしんでブログを覗きにきて下さった方々…
えっと…
分かりません。
だって働いてないんだもん。エヘッ(´∀`)
というわけで、
テレビでFlemington競馬場を見る度に、
このイタイ思い出を思い出すNaomingでした。
チャンチャン。
ただ今ランキングに参加中
クリックいつもありがとう