人間だれでも、自己主張するのが好きだ
どんなに無口な人でも、酒が入ると自分のことを語りだす
もちろん、すぐ寝てしまう人もいれば、ずーっとうなずいている人もいるけどね
しかし、だいたいの人は、抑制がなくなると語りだす
人生経験豊富で雄弁な人なんかは、説教に発展する勢いだ
やはり、人間は自分を理解してほしいのか、自分のすばらしさを誇示したいのか、いろいろだと思うが、しゃべらず・語らずにはいられない生き物なのだろう
一人暮らしのご老人も、普段しゃべらない分、話出すと溜まったものを吐き出すかのように、しゃべりだす
また、一人暮らしを始めると、独り言が多くなるということも聞くが、同じような原理なのかもしれない
ニコ生、ツイッター、ブログなども、それに準ずるものなのかもしれない
逆にしゃべらないと、うまくしゃべれなくなる
余談だが、私は独り言を発しない性格だ
私は大学時代に、2週間ほど誰とも会わずに、アパートにひきこもっていた時期があった
そして、2週間ぶりに友人に会い、しゃべろうとしても、頭で考えるスピードに口がついてこなかった
まさに、呂律が回らずカミカミの状態だねw
1時間ほどすると、ようやく本来の呂律に戻ってきた
人間の機能というものは、こんなにも早く退化するものと痛感した
やはり、しゃべることは本能であり、それを抑制すると、なんらかの障害が出てくるものなのかもしれない
話は戻るが、では、なぜ人間はしゃべりたがるのか?
それは、人間が生きていく上で、情報共有が必要だったからなのかもしれない
人間が氷河期を生き抜く上で、獲物など食料の情報などは必須だったのかもしれない
人間には、他の動物のように、牙や爪、運動能力など絶対的な狩り能力はない
道具なども最初は石だった
そんな狩り能力のない人間が生き残る上で必要だったのは、情報共有することで、策略的に狩りすることだったと思う
人間がしゃべるのが嫌いだったら、情報は共有されずに、狩りに失敗し、絶滅していたかもしれない
もはや、生きるための本能だったんだろうね
これは人間関係に応用できると思う
人はしゃべりたい生き物だ
じゃあ、どうすればいいか?
聞いてあげればよい
聞き上手は好かれるというが、本能を満たしてあげることができるから、生理的に好かれる
相手が話すのに対し、リズムよく相づちを入れることで、聞いているというサインを継続的に入れるのが効果的だ
また、相手が望むような質問やコメントをすることで、理解しているという意思を伝えることが、さらに好意を増すと思う
結局、相手の本能を満たしてあげることができれば、それは好意につながるからね
話も交通安全と同じで、譲り合いだと思う
お互いの話の譲り合いが、平和を生む
人生という道路を、平和に走りたいものだね
最後まで読んでいただきありがとうございます^^