『静寂の夜を越えて、彼女はもう一度、愛を信じた――』

 


27.

 夫の不倫相手だったエリカが国に帰ったのが分かった頃から、
わたしは私たち3人の住むべき新しい家を実家の近くに見つけ、
最低限に暮らせるだけの家財道具も揃えていた。

 息子と両親には、当分の間、週末婚で別居するのだとでも
言い訳しておこうか。

 恵まれているのは実家が裕福なこと。

 そして自身も不動産や投資の財産、所謂お金が次の更なる
お金を生んでくれるという金の成る木を持っていることだろうか。

 夫もかなりの資産を所有しており、私や子供たちのためならば
今までの生活を保証してくれることだろう。

 エリカのことが発覚した折に、万が一離婚になった場合というのを
ふたりで話し合ったことがあり、よけいに明確だ。

 このように、わたしが今の家を出ても金銭的に困ることは一切ない。
 本当にありがたいことである。

 ここはシンプルに与えられた環境に感謝したいと思う。

 その時に作成した夫とわたし双方でサイン&捺印までしておいた
離婚届がある。

 もちろん離婚届はわたしが決断した時に出して良いとなっているものだ。

 これを明日にでも出そうと思っている。
 その時、裕輔との婚姻関係がジ・エンド。

 わたしの生活はリ・セットされるのだ。
 なんて楽し……そしてなんて悲し……。

 数多くある私の衣類と子供たちの衣類や細々としたものは、
ほとんど既に新居に移してあるので、後は大きなもの、子供たちの
自転車や机と私のチェストくらいかしら。

 夫が出張から帰ってくる日までの時間があれば、充分余裕で
わたしたちは新しい家に移ることができそうだ。

 さて、最後の仕事を頑張ろう~。


 

 

 

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