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What a Wonderful World

大きな世界に小さな自分を置いてみる。

【5日目】ヌワラエリアへ。どんどん高いところに登って行く。地層のような縞模様の段々畑が遥か遠くまで広がっている。

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緑の中に、ときどきピンクや水色のサリーがちらつく。

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延々とつづく茶畑には、目を凝らしてみても機械がひとつも見当たらない。すべて手摘みということだ。新芽を見ながら人の手で摘むので、機械摘みのように古葉や木茎の混入がほとんどなく、芽の長さが揃った生葉を収穫できる。手摘み茶葉は手間のかかる分、高級品になるらしい。

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茶摘みは朝の涼しいうちから始まる。手が小さく器用な女性たちだからできる仕事。

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頭から麻袋を下げるのがお決まりのスタイル。

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みんな手に棒を持っている。平行に持ち、上に飛び出した新芽のみを摘む目安に使うのだそう。なんだかカッコいい。

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辺りには紅茶工場がたくさん。

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そのうちのひとつに立ち寄った。

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優雅にカップティーを楽しむ。長く出したみたいな渋みは一切無いのに、紅茶の味が濃く香りも豊かで、とても美味しかった。

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おかわりOK♪ここで飲む紅茶は格別だ。ガイドさんたちも当然おかわり。中年の男性が紅茶を飲む姿を日本ではあまり目にしないので新鮮。しかも彼らは砂糖を大量に入れて飲むのがお好きらしい。

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工場見学もさせてもらえる。摘みたての生茶葉に風を当ててしおらせる工程。

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茶葉の量が元の半分くらいになるまで一晩かけて水分を飛ばす。

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さらに、しおらせた茶葉をツイストし、細胞を壊して酸化発酵を促す。

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工場でも働いているのは女性ばかり。スリランカって女性の人口が多い?

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日本で当然のように飲んでいた紅茶も、こうして時間と手間をかけ作られている様を目にすると急にありがたみが涌いてくる。手摘みの高級茶葉なので決して安くはないが、紅茶は大好きでよく飲むので、自分用に何箱か購入した。

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おばちゃん同士の井戸端会議 inスリランカ。

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紅茶の等級について説明してくれる可愛いお姉さん。

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同じ茶葉の、収穫時期や部位で味や香りがかわってくるのだと教えてくれた。

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またドライブを再開。

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途中で見かけた水浴びをする集団。本当に気持ち良さそう!

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しばらくすると民家がちらほら見えだした。ヌワラエリアの街に入ったようだ。

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懐かしいオートリクシャーの姿も。どこか落ち着いた、小綺麗な印象の街並。

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ここはちょっと有名なアーユルヴェーダ施設。夜遅めで予約がとれたので、一旦ホテルに向かいまた後で連れてきてもらうことになった。

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ホテル『SUN HILL』に到着。ヌワラエリアはイギリス植民地時代に避暑地として栄えた場所で、なんだか別荘のような風情。

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古いけどとても可愛らしいお部屋に感動!

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窓からひょこり顔を出してみたり。

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ホテルの中をちょろちょろと散策してみたり。

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『SUN HILL』というその名の通り、美しいサンセットにも出会えた。

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日も暮れて、食後に先程予約しておいたアーユルヴェーダへ。友人と二人の個室で施術を受ける。その間、担当してくれた女性二人はずーっとおしゃべりしっぱなし!シンハラ語だから何言ってもわからないと思っているのか、あまりのマシンガントークに唖然とした。しかし、こちらもサービスを受ける身としては負けじと「more hard please!(もっと強くして!)」と注文をつける。うっかりうたた寝でもしようものなら手加減しまくるからだ。

なんだかんだ言いつつ、頭からつま先まですっきりした。オイルを流すのは勿体なかったけど、髪の毛もベタベタなのでさっとシャワーを浴びて就寝。

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【6日目】7:30ホテル出発。象の孤児院へ。母親とはぐれたり死別した子象たちが保護されている施設。ここはスリランカに数ある象孤児院の中でも最大級で、中はサファリパークのように広かった。

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象たちは流れの穏やかな川でちょうど水浴びの最中。互いに鼻をホースがわりにして水を掛け合う。とっても気持ち良さそう!

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子象にバナナをあげている観光客の姿も。

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孤児院と言っても小さい象から大きい象までたくさんの仲間たちがいて、係員にも大切に世話されて幸せそうに見えた。

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緑豊かな100㎢の敷地内に、およそ80頭の象たちがのびのびと暮らしている。

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子象たちのミルクタイムは一日3回。ゴクゴクと哺乳瓶を一瞬で飲み干す。やんちゃな子ばかりだ。

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13:00から象たちが街へお散歩に出かけるということで、それまでの間ランチへ。入り口にはまってしまった象さんアーチをくぐって店内へ。

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水浴びを眺められるテラス席。この日もかなりの猛暑。トロピカルなフルーツジュースでビタミン補給。

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13:00ぴったりに象の大行進が始まった。川から上がってきた順番に、きちんと列になって進むお利口さんたち。

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大接近!のっしのっしとゆったり進む。見上げる程大きな動物ってなかなか出会えない。近くで見るととても優しい目をしていて、大きくても全然怖くなかった。

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象は野菜や草を大量に食べ、一日120kgもの大量の糞をする。そのほとんどが繊維質で、きちんと煮沸消毒したものを原料として紙がつくられる。

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象さんペーパーで作ったフォトフレームやハート形のふせんボックスは、どれも優しい色合い。売上げの一部が象たちの保護に役立てられている。

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ヤシの実でつくった彫刻。なんだか怖い。

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赤道に近い国だけあって正午の暑さはかなり異常。日中の観光で太陽の熱をしっかりと浴びてしまい、しばらく頭がガンガンしていた。熱中症対策が肝心だとインド旅行で身にしみていたので、水や帽子だけでなく冷えピタまで持参。車内で火照ったおでこに貼り、一気にクールダウンする。その他にも絶対に持って行きたかったのが虫除けグッズ。ディートが多めに入ったものを登山ショップで購入し、念のため蜂の毒抜きまで装備していた。どこにいっても薬は日本製がイチバンだ。


コロンボへ向かう道中、パイナップルがやたら並ぶパイナップルロードに立ち寄った。

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その場でおばちゃんが切り分けてくれ、スリランカ流の食べ方を教わる。塩をひとつまみ入れた袋の中で角切りにしたパイナップルの実をシェイク。ぜんぜん冷えてないのだが、これが不思議なほど甘くて美味しい。スリランカに来て良かった!

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続いてバナナ。フルーツ三昧だ。色や形の違う数種類のバナナがあるらしく、私が気になっていた真っ赤なバナナには遂に出会えずじまいだった。

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カシューナッツロードには、一体何年かけて食べればなくなるんだろう、という程の大袋に入ったカシューナッツが山のように並んでいる。味見させてもらうと、とても香ばしくて甘い。お土産に欲しい分だけ量り売りしてもらった。


コロンボは高層ビルが建ち並ぶ大都会。

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印象的だったのは女性が日傘をさしていたこと。赤道に限りなく近い国に来ると、太陽の存在をまざまざと感じる。

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ジャイプルまでわざわざサリーの生地を買いにきていたスリランカ女性を見かけたので、てっきりここにもサリーがあふれていると思っていた。

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ガンガラーマ寺院へ。街中にさりげなくあり、寺院内は一部博物館化しているが、外にあるこの大きな菩提樹はスリランカの人々にとって何か特別な存在のようだった。

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菩提樹に水をかけながら願いをかける。

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最終日なので、コロンボの若者に大人気という噂のデパート「ODEL」へ連れて行ってもらった。そんなに大きくないデパートだが、確実に買い物スイッチon。プチプラ土産をたくさんゲットして空港へ向かう。
キラキラしていて綺麗なこの青色のクジャクはインドクジャク。インドの国鳥で、スリランカにも生息しているらしい。

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6日間の旅を終え、想像していたよりも楽しかったし、いろいろ収穫も多い旅だったと思い返してみる。当初の目的は「シギリヤロックに登ること」だったが、訪れてみないと見えてこないスリランカの魅力をたくさん知ることができた。スパイスや紅茶などその生産地を見て回ったことで、普段生活している中で関わるものにも情が生まれたりしている。生産者への感謝の気持ちも涌いてくる。

インドでは命について考え、スリランカでは自然の恵みと広い地球上でいろんな人と関わリ合いながら生きていることを実感した。日本を出なければ一生気づかずにいたかもしれない。

だから、また旅に出たくなる。


【 訪れた世界遺産 】
古都シーギリヤ(1982年)
古都ポロンナルワ(1982年)
ダンブッラの黄金寺院(1991年)
聖地キャンディ(1988年)