今日、前期の授業が全て終了しました。 4月に始めた頃は、足が震えていましたし、頭が真っ白になっていました。初日にレクチャーホールに行ったときは、もう・・・ 心臓がバクバクして、「無理や…・こんな場所に立つなんて、絶対に無理!」と思っていました。 でも時間は残酷にも一方通行なわけです。 

そのころと比べると、ずいぶん慣れました。 楽しめる余裕も出てきました。 もし可能なら、少人数のクラスで教えてみたいと思いますね。300人もいると、名前と顔が一致しないのです。

今回の講義では、障害というテーマを哲学的に考察したらどうでしょう・・・ みたいなことをお話していました。 14回全て終えて、私なりに満足しています。


反省する点は沢山ありました。 思うように伝えられなかったし、 準備不足だったこともありました。音声ソフトを使うために、全て文字入力しなくては行けなかったので、アドリブでお話しをすることが出来なかったのです。でも、準備に費やす時間は本当に長かった。 その割に、誤字が多かったのも反省しないとダメですね。


今日、全ての内容を終えて、最後の言葉を述べた後、レクチャー・ホールの300人以上の学生さんが一斉に拍手をしてくれました。 驚いて・・・そして、嬉しくて、涙が出そうになりました。 いや、出ていました。 私は涙腺が緩いのです! 拍手をしてもらったことで、ステージの幕が下りた気がしました。 学生の数に変動はありませんでした。(最初の頃、300人いたら、100人ぐらいは減る!ッと言われていたのですが… 全く減らなかったんです。それどころか、潜ってまで聞きに来てくれていた学生さんも多くいました!) もちろん、遅刻してくる人もいましたが、全体的に見て、皆、静かに協力してくれました。 一人ひとりに「有難う!」って言いたかったです!


前期の途中で引っ越しになったり、新しく始めたお仕事が忙しくなったりして、準備不足になりがちな時もありました。 パソコンがおかしくて、音声ソフトが使えなかった時もありました。 問題があるたびに、アシスタントのN君とAちゃんが一緒に考えてくれて、対処してくれました。 彼らには本当に感謝しています。
彼らがいなかったら、無事に終われなかったと思います。本当に有難うございました。この二人から、お手紙を貰って、家に帰ってから読んで、号泣しました。 嬉しくって! こんなお手紙を貰えるって思っていませんでした。 この気持ちを忘れずに、後期も頑張ろうと思います。  

あと、忘れてはいけないのは、大学で今年から教え始めたSさん!  Sさんと水曜日の午後一緒にプラプラして、色々話し合えたから、続けてられたと思います。ウェンズデイ・クラブと称して… 支えて下さって有難うございました。

声が出せない私が講師として講義ができたのは、多くの人が支援してくれたからです。


最後に、このようなチャンスを与えて下さった東京のK先生、本当に有難うございました。


後期もこの調子で頑張ります。
 もう少し、早く準備ができるようになれたらいいな・・・ ちょっと対策を考えてみます。 新しい職場でのお仕事もきちんと丁寧にこなせるように・・・

最後の授業の後、ハル時代の友達のH君と高田馬場で食事をしました。(厳密に言えば、乾杯しました! ビールをジョッキで2杯も飲んじゃった。) H君も今年から新しいお仕事を始めて、頑張っています。私もガンバローって思えますね。

さて、来週の土曜日にシンポジウムのシンポジストの一人になることになっているので、他の方の足を引っ張らないように、準備をします。 緊張しますね。 初めての経験なので… 一度ウプサラでやりましたが…あれは英語でした!  

暑い!! なんて暑いんでしょう。 我慢大会をしてたら、Yちゃんに 「クーラーはちゃんとつけなきゃダメよ 部屋の中でも熱中症になるから!」って言われ、そうだなぁ…「ペンギン、お部屋でミイラ化!」とかなったら、嫌です! 他のところで節電します!