絶賛、風邪ひき中の私
風邪薬を飲んで、お正月番組をだらだら観て、疲れたら寝て…
どこにも行けず不幸なのか、何にもしなくて療養できてる事が幸せなのかわかりませんが、今年のお正月は寝正月
お正月番組も飽きたので、以前録画していた名探偵ポアロシリーズの『オリエント急行殺人事件』を観ることにしました。
アガサ・クリスティの1934年の作品で
シリーズの中でも超有名な作品です。
今回私が観たのは、テレビドラマ版の2010年にイギリスで放送されたデヴィット・スーシェがポアロ役の作品です。
完全にネタバレを含むあらすじと感想です👇
パレスチナで事件を解決したポアロはイギリスに戻るために乗車したオリエント急行の中で殺人事件に遭遇する。
大雪のため列車は立ち往生し、密室殺人となった列車内に犯人がいる事を突き止め、みんなを集めて犯人を言い当てるというお話。
列車内にいたバラバラの国籍・職種の人々が全て犯人というスタイルのお話は原作から90年経った今でもめちゃくちゃ楽しめるミステリーです。
私が今回みたテレビドラマ版冒頭のシーンでは、前に起こった事件の推理中に犯人が目の前で自殺したり、イスタンブールの街頭で不貞を働いた妊婦が石打ちの刑に処されるシーンがあったりと他の作品には無いシーンが追加されているそうですが、これらのシーンが最初から目を離せない作品に仕上がっていて、『法と正義とは何か』『神とは何か』がポアロに問われる話となっています。
たまたまNHKで昨日放送された『100分で名著』の新春スペシャル『100分de宗教論』を観たところだったので日本人にとっての神の存在や在り方、他の国や宗教での神の在り方を考えてた中での今回のポアロは「うーん」と考えさせられるお話でした。
風邪でしんどいから「うーん」と言ってるだけでしっかり考えられて無い感じでもあります
面白くていっぱい考えさせられるお話ですが、あんまり考えすぎて頭使うと風邪の治りが悪くなりそう
今日はあんまり考えんとこ…
オリエント急行の舞台はたまたま観たにも関わらず1月の大雪の電車内のお話。
今年みたいに暖冬だとピンと来ませんが、真冬の凍える寒さが味わえる作品です!
冬休み「何かミステリーが観たいなぁ」と思った人には観てみるにはもってこいの作品です