学校に行く道にあいつの家がある。
朝比奈煌…オレが好きだった相手。
いや、まだ諦めれてないんだが。
しばらく歩いた。
そして煌の家の前。
「あれ?」
誰か居た。
あれは……、
「ひよちゃん?」
彼女もオレに気付いたらしく、
「真紘くん!」
と可愛く手を振ってくれた。
彼女は朝比奈日和。
あの煌の妹だ。
綺麗な黒の髪はショートで、
大きく黒い眼はとても可愛らしい。
兄弟よく似て、顔が整っている。
うらやましい。
「ひよちゃん、煌は?」
一応聞いてみる。
「あぁ、お兄ちゃん?もう学校行ったよ」
早かった。
日直の徹より早かった。
「そか。じゃあね」
「うん!また遊びに来てねー!!」
また手を振ってくれた。
オレも返した。
母親には返さないのに。
「煌の奴……日直の俺より早いなんて……」
なんて徹はぶつぶつ呟いている。
オレはそれを無視して学校への道を歩いた。
「おはよー……って」
誰もいない。
そんなに早いわけでもないのになぁ……。
―――続きますw
