先日、段ボールコンポストについて調べる中で、ショックを受けたことがある。
それは材料のひとつであるピートモスのこと。
ピートモスとは「ミズゴケ類などの蘚苔類、アシ、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭(でいたん)を脱水、粉砕、選別したもの(Wikipediaより)」である。
主な産地はカナダや北ヨーロッパ、樺太、北海道などとのこと。
国内で流通しているのはカナダ産のものが多いらしい。
日本はピートモスの輸入大国だそうだ。
ピートモスは人が作ったものではない。
長い長い年月をかけて自然が作り出したもの。
1メートルの厚さになるまで500年も1000年もかかるという。
人間はそれをただ消費するだけ。
ピートモスは環境を破壊して採取された天然資源なのだ。
復元の研究もされているようだが、道のりは長そうである。
(こちらのサイトを参照させていただきました。
http://www.inv.co.jp/~tagawa/peatmoss/peatmoss.html
)
今回段ボールコンポストを実施するに当たって、20リットル入りのピートモスを購入した。
この一袋には何年分のピートモスが入っているのだろうか。
もうひとつの材料であるもみがらくん炭は農業廃棄物であるもみがらを使用していることと比べると考えるところだ。
そのことを知ってから代替品がないか色々と探していたところ、目に付いたのが”竹パウダー”なるもの。
不要な竹をすりつぶしたもので、マルチング材として使用されているとのこと。
これを用いた段ボールコンポストを推奨しているNPO団体もあるようだ。
しかも県内に。
もっと早くしっかり調べておけばよかった。
段ボールコンポスト2号を作成する際はこの竹パウダーを使用するつもりだ。
段ボールコンポストを推進している自治体は、ピートモスを使用しない方法をもっと積極的に提案して欲しいと思う。
段ボールコンポスト日10目
【ゴミ投入なし、温度44℃】
お取り寄せや外食が続き、生ゴミが出なかった。
攪拌はしっかり行った。
攪拌時に大きな塊があり、なんだろうとほぐしてみると中心には鶏の骨や餅菓子があった。
こうやってよってたかって分解しているんだなぁ。
今日、ついに念願の家庭菜園をスタートした。
今回は市販の肥料を使用したが、春には自家製堆肥を使用できると思うと楽しみだ。