さて、またまたLOUDNESSのお話です。

 

アメリカでのクラブツアー中にマイク・ヴェセーラが脱退するという緊急事態が発生し、残りのメンバーは帰国する事になります。

 

また、ベースの山下昌良まで脱退してしまい、LOUDNESSは存続の危機を迎えます。

 

しかし、残った高崎晃と樋口宗孝はまず、ヴォーカルには元E・Z・Oの山田雅樹を呼び寄せ、ベースには元Xの沢田泰司を据え(脱退した山下の推薦があったらしい)新生LOUDNESSが動き出します。

 

で、作成されたのがバンド名を冠したアルバム

 

LOUDNESS LOUDNESS
1,458円
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です。

 

プロデューサーは高崎晃が務め、曲調はそれまでアメリカンな感じを一掃したヘヴィでいてメロディアスなサウンドになっています。

 

高崎晃は制作中「Black Sabbathみたいなサウンド」と語っていたが、こちらのアルバムはもっとメロディアスな感じです。

※オジー・オズボーン時代のBlack Sabbathと比較してです。

 

発売時、オリコン初登場2位と素晴らしいスタートを見せ、ツアーも盛況でした。

 

ただ、沢田泰司加入で女性ファンが増えましたね(売り上げにもかなり貢献していると思います)。

 

また、やれば出来たであろう武道館公演や同規模のアイーナ公演は行わず、ホールツアーでした。

 

そのためか、メンバーと、ファンの距離が近く熱気が凄かった。

 

このままのメンバーで進めばバンドはもっと成長できたのでしょうが、契約の問題等が発生し高崎晃と山田雅樹を残し、樋口宗孝と沢田泰司は脱退してしまいます。

 

紆余曲折を経てバンドは存続しますが、このアルバム程インパクトのアルバムは出せていない気がします。

 

何と言うか、とても残念です。

 

ちなみにですが、アメリカのレコード会社との契約が残っていたらしく、ロゴマークがついていますが、アメリカ発売は無しみたいです。

 

この頃は、こういうサウンドが受けていた気がするから、アメリカで受けたのではないかなぁ、とペンギンパパは思ってしまいます。

 

もったいない。

 

オマケ。

 

MVは「BLACK WIDOW」

 

 

 

以上、ペンギンパパでした。