先日お出かけした横浜でのひとこま。

コスモワールドのジェットコースターを見上げながら、長男が一言。



「世の中で怖いものが3つあってさ。
1位は遠心力、2位は水、
3位は計算間違い」

3位が計算間違いって泣き笑い
遠心力(ジェットコースター系)も、水(水泳は基本休みたい)も怖いのは知ってたけど、まさか3位にそんなワードがくるとは。

そのなんともいえないいじらしさに、横浜を歩きながら夫と笑う。

いや、ほんとにそうだよね、怖いよね、わかるわかる。
それくらい彼の中に勉強が占めてきてるんだなぁと、思わぬタイミングで知ることになった。

サングラス今週の読書

今週末は難関校特訓講座へ。
帰りにキテレツ大百科をお小遣いで買って、家に着く頃には読了。最近また藤子不二雄にハマっている。
夜は、金原瑞人さんの訳書つながりでこちらを。
金原瑞人さんは、先日読んだチョコレート・アンダーグラウンドの訳者で、金原ひとみさんの父。




わたしは長男のおすすめを読み始めた。

カズオイシグロを読むような、村上春樹を彷彿とさせるような。きっと彼らが影響を受けているのだろう。
すべてが語られない、何かしらの違和感と不思議さを漂わせつつ、進んでいく物語。
一度絶版になったものの、ギヴァーファンによって復活した!というのは、読んでみて納得。
出版社サイトより
シンプルかつ綿密な設定、心おどるストーリー展開、とぎすまされた文章、そして人生について深く考えさせる巧みな構成は、大人から子どもまで幅広い年齢層の読者を魅了しました(原作は累計530万部を記録)。日本でもいちど邦訳(掛川恭子訳『ザ・ギバー』講談社、1995)が出ましたが、残念ながら絶版となっていました。しかしその人気は根づよく、大勢の「ギバー・ファン」たちがインターネット上で作品の魅力を語り合い、またこんなふうに嘆きあってきました。「これほどおもしろい本が手に入らない、人に薦められないのはもったいない」。今回の新訳版は、(訳者を含めた)そうしたファンたちの思いの結晶でもあります。

最後にあらすじをほんの少し。主人公はもうすぐ12歳になる少年で、名前をジョナスといいます。彼の住むコミュニティは、いっさいの苦痛も不便もなく、とても安全・平穏で、まさしく理想郷です。けれど、そこには何か重大なものが欠けているようです。まもなく12月、すべての子どもが職業を授けられる「12歳の儀式」の日が訪れ、ジョナスはコミュニティでただ一人の「記憶の器」【レシーヴァー】に任命されるのですが…。このつづきはぜひ、新訳版で。