先日娘の通う中学も卒業式でした

小学校と抱き合わせで午前午後と卒業式を行うため

小学校で卒業式に参列されたご家族が午後の中学の卒業式に再び参列されるということもあります

 

今年の小学校の卒業式は袴が禁止だったそう…(娘の通った小学校)

全国的に小学校の袴での参加が増えてきていますが

反対に

高価すぎる

着慣れていなくて事故につながることが多く

禁止の学校も広がっていると新聞で読みました

 

確かに着物での参加は目立ちます

娘に着物を着せて卒業式に参加させようと思ったとき、娘が担任の先生に相談をしました

娘よりもひとつ前の学年の卒業式が午後だったため、美容院で着付けをして参加される卒業生が多く、一クラス5.6名、それも男子もいたというのです

学校がそれをどう思ったのか

娘たちの卒業式(午前中)の際、近隣の美容院にやんわりと着物参加をお断りするように働きかけていたようで

同級生のお母さまたちが「断られた」といっているのをききました

担任の先生はあまりいい顔をしなかったらしいのですが

そこは母の力の見せ所(笑)

わたくしの通う着付けのお稽古の先生の着物のパーティーが3月にあり

そこで私と娘は十三参りのテーマで着物を着てランウエイを歩く(爆)ショーがあり(*舞台です)

2月から先生のところの打ち合わせに参加

十三参りの着物を誂えた呉服屋さんで袴をレンタルできたので

呉服屋さんに娘を連れていき着せ方を練習しました

2月入ってからは学校から帰ってきたら足袋を履いて過ごし(足袋を履いてピアノを弾きペダルが踏みにくい!と怒られたことも…)

そして大事なのは足袋を履いたまま上靴が履けるか

自分で草履が履き直せるかです

一番大事なのはトイレに入って自分で着物をなおせるか、ですけれど…

(父母が付いてトイレにはいかないです)

 

私の休みの日や仕事から帰ってきて娘を相手に毎日着付けの練習もしました

→このころ小学生なので複数のピアノコンクールの猛追レッスンもあった

もちろん自分の着付のお稽古もしました

娘には

階段を数段上がってお辞儀をする練習

後ろに一歩下がってお辞儀をする練習

私の着物を着つけるため、長襦袢の丈に気を付け着物を着せ

袴をはかせるときの後ろの山をしっかり作り崩れないようにし

 

お辞儀をしたとき袴の裾から長襦袢が見えない、着物が見えない

キリリとした糊のきいた足袋が並んでぴしっと見えるように立ち振る舞いを直させ

何度も腰ひもで毎日調整をしていきました

そして座ったり階段を降りたり

本を読んだりと

着付けして1時間くらいはそのままの恰好で過ごさせました

粋に着こなせて

着崩れしなくて

気分も悪くならないようにの締め方

母も必死です

そして一番は着物を大好きな気持ちをもって過ごしてほしいということ

特訓の成果が卒業式でお披露目できたように思います

 

卒業式は晴れの舞台

練習してなんぼです

当日着慣れない着物は苦痛でしかありません

七五三もおなじ

夏からゴム草履を履かせ足袋ソックスを履かせ

ばあばの若いころの着物をその辺に置いておいて遊びで着れるようにして

草履の後ろに白いゴムを通し

草履が脱げないようにかかとバンドのようにあてたりと

いろいろやりました

三つのお祝いも振袖を着せましたが嫌がることなく泣くこともなく過ごしました

(長靴がイイーーと泣きません)

私が娘にしたことが

参考になるかわかりませんが

晴れの舞台で裾を踏み転んだり着物が破れたりしないよう

準備をしてから舞台へ立たせてあげてください

もう一人、振袖で参加された女の子がいましたが

モデルだったので

髪は巻き髪のロング

振袖はプリント柄

袴は背が高いので短く

編み上げブーツで

超おしゃれに着てきていました

次元が違う(笑)

彼女は雑誌の世界から出てきた読者モデル的華やかな存在

娘は古典風な装いでした

 

一言で卒業式に着物を着せたいと言いますが

準備がどれだけ大変か…

ここまでしなくてもいいとな思うのですが

なにせポンコツタロウなものですから…(笑)

 

テストも同じ(笑)準備が大変

コンクールも然り、準備が間に合わないーーー(爆)

 

ステキな笑顔で卒業が迎えられますことを祈っています

ご卒業おめでとうございます