ただいま~帰宅
電車で揺られていると
目の前の扉が開く。
後ろからの勢いで
気が付けばホームに
押し出されていた。
それにしても足が重い。
あとは自宅に向かうだけ
だというのに。
体を引きずりながら
玄関までたどり着き
腰を下ろして革靴から
抜け出す。
苦笑いのように見える
シワにお前も大変だなと
声をかけるとお前もなと
返されたような気がした。
やはり気持ちのせいかと思いながら
自分を慰めるかのように靴を磨いてやる。
すると、あるものに気が付いた。
ガムを踏んづけていたのだ。
……貴っ様ぁ!!!
路面にはごちゅういんぐください。