娘と一緒に2体取った次の日、私は1人でゲーム機の前に来た。
「寄せて上げる作戦」を試してみるつもりである。
軍資金は1,000円。
目標は2体。
もし2体取れないようなら、スッパリ手を引くつもりである。

500円玉2枚に両替して、いざ勝負。
先ずは中央にいるターゲットを昨日取って空いてる手前のスペースに引いてくる。
アームを90度ひねって奥のアームだけで動かす。
取らないつもりで操作するのってなんか新鮮。
10cmでも5cmでもいいからとにかく確実に寄せる。
3回目でやっと壁まで来た。
次は持ち上げ作戦。
これも奥のアーム1本で勝負する。
2回目で持ち上げ成功、そしてゲット。
予定通りのいいペースだ。
余った1回で次のターゲットを寄せにはいる。
ちょっと寄ったところで2枚目の500円玉を投入。
同じく寄せようとしたら、上手く転がって壁まで来た。
ラッキー!
これは一発で持ち上げ成功。
目標の2体ゲット達成。
しかもまだ4回残っている。

とりあえず欲しいのは取れたので、後は取りやすいのでいい。
壁際にいる3体に目をつける。
これなら寄せる必要がない。
1体2体と連続でゲット。
引き上げ簡単じゃん。
と思ったらミス。
いかんいかん、集中集中。
最後の1回でもしっかりゲット。

終わってみれば、1,000円で5体ゲットの荒稼ぎをしてしまった。取りやすいのを取ったからであるが、そうでなくても500円で1体のペースでいけそうだ。

娘にはナイショにしておいて、ご褒美的なノリで1体づつケチケチあげることにした。

その後、まだ取ってないヤツを取り、続きの新作を取り、コンプリートかと思いきや、初期の頃いたであろう
ギユウ、シノブ、ゼンイツ、イノスケ、カナヲ、
がいないのがなんとも寂しい。
ま、いいか、しょうがない。

娘も大量のぬいぐるみ持ちになった。
お父さんはしっかり尊敬されている。

めでたしめでたし。

30年前大学時代、私は勉強そっちのけでゲームばかりしていた。
人生の無駄遣いという人もいるだろう。
でも、その時培ったゲーマーとしての感性は後の人生に影響している。
大きな壁に突き当たっても、今の自分にできることを考え、工夫して乗り越える能力が身に付いた。
それは仕事にも卓球にも大いに役に立っている。
勉強よりね。

要するに、端から見てくだらなそうなことでも、本気で真剣に取り組んでいれば本人の力になる。
というお話でした。

現実逃避や気分転換、暇潰しとは違うから注意。