カット用として開発されたカールP4、これを前陣ペン粒で使えばどうなるのであろうか?

私が、カット用ペン粒ラケットとして組み上げたドライブキラーが軽量化できたので、ペン粒前陣攻守で使ってみた。

ドライブキラー
F面 カールP4特薄
B面 トリプルダブルエキストラMAX
138g

カールP4(以下P4)を使ってみて、一番の違いは、軟らかい打球感と球持ちの良さである。
もちろん特薄スポンジが入っているからなのだが、同じ特薄スポンジ入りのP1やP3αと比べても、明らかに軟らかい。
これはP4は、カールシリーズで唯一の軟らかスポンジであることに加え、粒も軟らかいためである。
0.5mm程の特薄スポンジなのに、1mm以上の厚めのスポンジを使っているような感覚がする。

ペン粒が、こんなに軟らかくて球持ちのいい粒高を使っていいのだろうか?

うん、あんまりよろしくない。
そもそもペン粒がOXを好むのは、次の二つの理由がある。
一つはOXの方が粒が倒れやすくスピン反転しやすい。
もう一つはOXは球離れが早いのでプッシュが速い。

P4は大丈夫なのか?

スピン反転は問題ない。
P4の粒は高くて細くて軟らかいので、軟らかスポンジがあっても、しっかり倒れる。

問題は、プッシュの遅さだ。
私の無駄に多い引き出しは、こうした問題を解決するためにある。
プッシュが遅いと言っても、アンチプッシュほどではない。
早い打点、バウンド直後を打てれば充分使える。
しかし、いつもそのタイミングで打てるものでもない。
頂点付近まで遅れた時はどうするか?
私のとった作戦は、台上の短い球はサイドスピンを掛けてコースを狙う。
台から出る球は頂点をミート打ち。
ドライブを掛けるのもいいのかもしれないが、ラケットはドライブキラー。
粒ドライブは遅くて危険だ。
ミート打ちならフラットに叩いているのでパワーロスがない。
ドライブキラーでもしっかり速い。
私はバックもF面で振れるので、どのコースでも大丈夫だ。
もし打つのが間に合わない時は、意外とツッツキが役に立つ。
ブチ切れツッツキはできないが、軽く当てればスピン反転で上回転、ちょっと擦ればナックル、しっかり切れば下回転。
変化幅が大きいのでけっこうミスを誘える。

こうして、弱点を克服した。
さらに、気まぐれの裏面ドライブやツッツキが混ざる。
かえって攻撃の幅が広がった。

P4のいいところは、ペン粒が苦手とするナックルを苦にしないことだ。
自力でスピンが掛けられるからで、台上はやはりサイドスピン、台から出る球はカット。
もっと攻撃用ラケットだったらドライブも有効だろう。
浮いたらスマッシュだが、このナックルはフラットに叩いてはいけない。
暴発する。
少しドライブの要素を入れて、粒が同じ向きに倒れるように気を使おう。

まとめると、普通のペン粒とはちょっと違うが、使って楽しいラケットであった。
変化は大きいのに安定感がある。
これはローテーション入り決定である。