OCTAVE V70SEに使っているビンテージ菅のGOLD LION KT88の使用をやめました。というか止めざるを得ませんでした。バイアスが不安定になりこまめにチェックしないとくるってしまうからです。電源を立ち上げるたびにアンプの前面にあるバイアス調整ねじを回して調整するのは面倒ですし、精神衛生上も良くありません。
何とかならないかと79年のGOLD LIONを7本も揃えて色々と組み合わせて調整をしてみましたが、どうやっても安定してくれないので、音は良いのですけどやめました。
GOLD LION KT88の茶ベースは黒ベースへの移行期で79年頃しか製造されていなかったようで追加で新品に近いものを3本探すのも一苦労でした。同じデートコードのものが1本でも出てきたのは奇跡に近いかもしれません。
作りがしっかりしているということでしたが、ちょっと疑問に思います。ガラスをたたく音も変な音がするものもありました。今までもバイアス値がくるいやすい出力管がありましたが、ここまで変わってしまうのは運が悪かったかな。又は状態があまり良くなかったのか。残念です。
ここで心折れないために、今度は新たに'60年代製造と思われるの青緑のシールの新品(NOS)GEC KT88マッチドペア×2を購入しました。デートコードが書いて無くそこがひっかるところでしたが、販売者さんはスモークのSTタイプから移行したころの球にはデートコードがなかったと説明がありました。詳しくないのでよくわかりませんが、まあ状態が非常に良さそうだったので思い切って購入しました。どなたかデートコードの記載がない理由をご存じですか?本来は68年頃まではアルファベット表記、以降は数字とZ(ハマースミス工場)で表記があると認識していました。または消えてしまっただけなのでしょうか?箱に当時の業者さんが測定値や情報を書いていて93 4~5と書いてあり、これかなと思い試しにチャット先生に質問してみると63年4月製と回答をいただきました。どうなんでしょうかね?
今は小音量でランニング中ですが、電源ON OFFや使用中にバイアスが変わってしまうことは今のところなさそうです。その点はクリアしています。もう少し試運転してから音量上げて聴いてみたいと思います。

