新しい価値観を得ては色褪せていく現実の中で生きる確かな幻想の中で

始めに七色に輝いて、黒とも灰ともいえない例えようのない色に終息していく


手に入れたような気持ちの中で、自分を縛り付け、周りを拒絶するほどの言い訳で盾を作る


空は晴れと曇りを繰り返して、その間にいつも雨があるような気がして



誰も考えない非普通なことを、原色に置き換えていく


それは思考の連続のほんのわずかな休息なんだと
誰かは言ってくれるのかもしれない
フィルターに気持ちをくるめても

そのフィルターを突き破ってくる人間が居るのさ。

ほら、アンバランスな心を見れて満足かい


フィルターに気持ちをくるめても

フィルターごともみくちゃにする人間が居るのさ

ほら、泣きはらした顔を見れて満足かい


フィルターに気持ちをくるめても

隠しきれない思いが滲んでくるのさ

そんな思いに唾をはかれるともう立ち直れないんだ

だから、そのフィルターをわかってくれ

その上で優しくはがしてくれないか


気持ちをフィルターでくるめても

優しい人はめくってくるのさ

今日は大丈夫か確認してさえくれれば
呼吸する価値も分かるのかな


気持ちをフィルターでくるめても

本当の中身をさらせない

だから、毎日声をかけてくれたら
いつか出てこれるかな


気持ちをフィルターでくるめても

僕の言葉は伝わらない

だから外に出よう、出来るだけ



気持ちをフィルターでくるめても

気持ちをフィルターでくるめても。
2次元の世界やドラマの世界の中

美化される葉の落ちるスピードはスローモーションで視覚に訴える

しかしこの現実では、差し出した手のひらにのってはくれない


理想を越えた幻想の上に幻想を重ねて

よりそれを直視しなければいけない


抽象的でとりとめのない悩みを繰り返して

本当に大切なものを考えているのに

それがちっぽけで空虚なものに思えてくる


それでも歌は、会いたいと愛してるを繰り返して

人の普遍性をいつだって大切にしている


悩みは無意味なものなのかなぁといつも立ち返ってしまう

それまでの自分への否定と肯定を繰り返して

あるべき自分さえも見失ってしまう


それでも伝えたいことも 失いたくないものも背中に背負う


そんなチグハグな気持ちとか人格みたいなものを個性として持ちながら

ゆとりのない思考は永続的に続いている







幻想はそんな自分を壊しているのか

それとも構築するのか

合理性と論理性だけではわからない そのフワフワした価値観だけが人生を積み木のように組み立てている



いつか誰かが話した言い訳に耳を塞ぎながら

いつか誰かが話した思いに耳を塞ぎながら


いつだって忘れようと 失おうとして

心の叫びを具現化出来ないまま

幾度となく声を震わせて

誰かに肩を叩かれることを待つ



落ち行く葉のスピードの中

その軌道をなぞるように指を動かして

その歪さに生きる道のりを想像していく

その軌跡は ただの反復であっても

例えば、そうであっても


そう思う。