今日、点滴を抜きました。
母の手足の血管には、もう、どこにも入るところがなくなってしまいました。

でも、胃瘻があるので、まだ、栄養や水分はとれています。

今日も母はスヤスヤと寝ていました。
一度だけ、呼びかけに反応したようですが、
すぐにまた寝入っていました。

姉曰く
かわいそうだから、あんまり呼んじゃ駄目だよって。

たしかに…

そして、今日、神父さんが来てくれて
母に塗油の秘蹟を授けてくださいました

倒れてから、今日で3度目です

神父さんは優しく優しく祈ってくれました
母に届いたことでしょう

神父さんがまだ神学生だったことから
母は何かある度にお小遣いをあげたり、食事を差し入れしたりしていました
40年来のおつきあいです

側で一緒に祈りました
涙が出てしまいました

だんだんと寂しくなって来ています
あー。がんばるぞー


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体育の日の今日、快晴。
やっと叔母を母の病院に連れて行かれる!と思って、昼過ぎにホームに行きました。
案の定、叔母はセーターにベストを着込み、暑いのか寒いのか分からないようです。
そして、会話もかみ合いません。
ねえ、今日は、おかさんのとこいってみようか?
そうね。でも、今日は青山からずっと来たから?」(どうも、駅伝の青山学院がインプットされたようです)
そうか、でも、青山通りは込んでいるから、タクシーで行こうか?
そうね。
じゃあ、着替えようか
何でもかんでもいたんでいて、ユニホームはどこかしら。野球がいいかしら
いや、野球でなくてもよいよ
こんな会話を30分して、ようやく着替えさせてタクシーにのせて、病院に連れて行きました。
タクシーに乗るときには、「私の検査は何時から?」ってまた訳の分からないことを。

病院についても、足下もふらふらしている叔母
ようやく母のところに着いて、ようやく認識できたようです。

5分もしないうちに、姉が父を連れてきました。
病室の入り口の父をみてびっくり。
激やせしていました。

まあ、もともと80キロはあったので、
痩せたと言っても普通の人よりやや太めですが…

母のことばかりに気を取られていて、父のことをほっておきました。
ごめんね。おとうさん。

父は、現実を理解していても、
心のどこかで受け入れを拒否しているようです。

母の手を握り
「あったかいね」といい
「もう、歩けないの?」ときき
「起きないね」と嘆いていました

母は今日も静かに静かに眠っていました。



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10年ぶりくらいに所属教会のバザーに行ってきました。
朝9:30からのミサに預かって。
今日のミサはバザーのため、ホールで行われました。
このホールは母が昔、何度も何度も出張料理をしてきたところです。
結婚式の披露宴、教会の行事など大きな仕事をしてきた場所です。
大きな仕事の前は、母は、徹夜でした。
研究熱心で、次々に新しい料理を作って来た母です。
その場所で、母のために静かに祈ってきました。
神父に母の話をしました。
火曜日の午後に、塗油の秘跡のために来てくださるそうです。
塗油の秘跡はカトリックの七つの秘跡の一つで、病人のための秘跡です。
昔は終油といったのですが…。

教会のあと、ホームに行って、ホーム長とナースに話をしました。
叔母に話をして、連れて行くつもりでしたが
できなかった…
楽しそうに話をしている叔母には、どうしても母の話ができなかったのです。

これでは、だめ。
明日、再チャレンジします。

その後、いつもの日帰り温泉にいき、そして病院へ。
3時ころから7時過ぎまで
母の側に座っていました

手を握って、さすって、頭をなでて
無言の会話を楽しんできました

母の側で居眠りをして…

帰りがけの表情は、いましもしゃべりそうでした。
何度もあくびをしていました。

もしかしたら、意識がないのではなく、深く眠っていて
さめようとしているのかな…

今日も痰が多いようです

やっぱりホームには帰れないや…・







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土曜日、姉も私も時間がありました
ベッドの転落防止用の柵をたたんで、ずっと母の手を握っていました
握っても握りかえす力はなくなっています

皮膚がかさかさにならないように
蒸しタオルで暖めてから、アロマオイルや馬油やシアバターやハンドクリームなどで保湿をしています。

今日は、姉が久しぶりにリフレクソロジーをしました
母は姉のリフレクソロジーが大好きでした
大きくて肉厚の手(ごめん)で、姉が小さくなった母の足を包み込みました
ゆっくりと優しく優しく
母の足にふれていました

よく、疲れると母が指圧をしてくれたのを思い出しながら
姉とふたりで、母にマッサージをしました

わかったかな?
お姉ちゃんの手はいつも温かいよね
点滴のラインが外れたらもっともっとやってあげたいって

はやくなくなるといいね
針が
今度抜いたらきっともう痛い思いはしないからね
あと少しだけ我慢してね
抜けたら昔みたいに、足、思いっきりマッサージしてもらおうね


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昨日の夜、ドクターが時間を作ってくださって、話をしてきました。
肺炎はおさまって、抗生物質の点滴をやめたこと。
胃瘻から栄養を再開してみたこと。
末梢からの点滴は限界がきたこと。

家族の思いはどうなのか。

この3週間の母は、全く今ままでの母ではないと思うとお伝えしました。
おそらく、最期の時を迎えていると思うので、穏やかな時を迎えたいと。

その結果、来週から点滴をやめることになりました。
もう、ラインをとることはほとんど難しいと、何度も何度も針をさしてもすぐに駄目になってしまうからと。
そして、胃瘻があるので、そこから1日に400CC(400Kcal)の栄養を入れ、水分はお薬とお通しの100ccにすることにしました。
また、痰がふえたりしたら、その量も減らします。胃瘻があるので、胃瘻から栄養や水分を入れないことを決めるには、病院の倫理委員会を通さなくてはいけないそうです。おそらく、そこでは承認されないので、委員会にかければ以前と同じくらいの量はいれることになるそうです。でも、そうなったら本人の苦痛が増すだけなので、今のこの処置が一番よいと思われると、丁寧に説明してくださいました。

この状態なら、通常なら1~2週間くらいで、何らかの変化がでてくるそうです。
そして、長くても1ヶ月以内のお看取りになると思います。

と。とても丁寧に、そして、私たちの希望にそってお話を聞いてくださいました。
素敵なドクターです。

母との時間、大切にしていきます。



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