ホームの近くには市場があります。
卸売市場ですが…
一年に一回の市場祭りというのがあって、今日姉と二人で朝から行ってきました。
この市場、以前、両親が商売をやっていた頃の仕入れ先です。

毎朝、市場に行く父の車に乗って私たち姉妹は学校まで送ってもらっていました。
たまに休みの時、仕入れについて行くと、わくわくしたのを思い出しました。

鮮魚売り場では、見覚えのある商店名に姉と二人で「なつかしいね」って繰り返していました。
景気が良かった頃には、毎週末大きな出張・仕出し料理を引き受けていました。

母は寝ずに仕込みをしていました。
それこそ、料理にセンターテーブルのフラワーアレンジメント、結婚式披露宴の時には席札も。
何から何までこなした母です。
私は覚えていませんでしたが、父は姉に
「今週のこの仕事で、大学の授業料払うよ」なんて言っていたそうです。

市場で食事をしながら、目と鼻の先のホームで寝ている母を思い何とも言えない気持ちに浸っていました。
市場を出て、ホームへ。
大荷物の私たちにも、母は反応しませんでした。

一度家に帰り、その後、またホームへ。

昨日は、3時過ぎからは目をあけて比較的よくしゃべっていたのですが
今日はずっと寝ていました。

時々、目をあけては、何かをしゃべります

「口の中が大変なことになっちゃった」と。
「どうしたの?きれいにしようか」
「そうね。そうそう。そうしてね」
「はーい」
「あねの、何にも食べられないの。何か食べたいの」と母が言いました。

あああ、そうか。
食べたいんだ。

そういって、また、スヤスヤと寝始めました。

ずっと寝ていた母の横に6時間もいて、何もしない休日でした。
あああ、市場にいって遊んで来たんだった。

今週のお弁当は、魚一色になりそうです。


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