夕方6時半にホームに到着しました。
なんだか、とってもお腹がすいちゃって、途中で回転寿しによって
3皿ほどつまんでから行きました。

回転寿司も思い出があります。
母もお寿司が大好きでした。我が家の隣はお寿司屋さんで、よく連れて行ってもらっていました。
そして、関東に回転寿司が誕生したときに、母は思い立って私たちを連れて電車に乗って、
回転寿しに行きました。
その頃、小学校に入るか入らないかの年齢だったはずです。
だから、お寿司っていっても食べる物も限られていたはず。
なのに、元来の食いしん坊と食に対する興味から母は、回転寿しやの行列に並んだのでした。

回転寿しを食べた記憶はほとんどなく、ひたすら並んだ記憶だけが残っています。
たぶん、美味しい物ではなかったのかもしれません。
母はどのような感想をもったのでしょうか。
おそらく、それ以降母は一度も回転寿しには行ったことがないと思います。

母が大好きな、赤貝のヒモもないし、旬のお魚も少ないし、そして
すし飯もおにぎりのようにかたくって、だから行かなかったのでしょう…。
そんなことを思い出しながらちょっとつまんでいました。

ホームに着いた時、母は眠っていました。
今日もまた。
でも、時々目を開けます。
そして、声を一生懸命に出そうとしますが、言葉を忘れているのか、話し方を忘れているのか
わかりませんが、うまく伝えられない焦燥感があるようで、あきらめて目をつぶってしまいました。

ところが、注入中に突然、大きな声を出しました。
「ぺーちゃん。あのね、今日から一緒にいこうと思う。あなたの切符を買わなくっちゃ。交通費準備しておかなくっちゃ」と。
意味不明の言葉、いえ、文をしゃべっていました。

そして、ときおり。腹のそこから「おー。おー」ってうなり声をあげます。
ちょっと、びっくり。
この声が最後に呼吸が止まるのではないかと思って、帰りが遅くなってしまいました。

ほんと、最近の母を見ているとつらいですが、一緒にいられる時間をできるだけたくさん送ろうと思っています。


にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村