昨日の調子が続いていることを願って
母の元気な様子がみたくて
今日は、職場を定時にでました

夕飯前のいつもの光景
最初、母は私のことが誰だかわからなかったようです

ああ、やっぱり、一日限りだったんだ と思ったそのとき

母が、大きく手を振り、こっちへおいでと手招きをしました
荷物を置きに母の部屋にいったん入り、再び廊下にでたら、じっと廊下の先を見ていました

手をぐるぐると大きくまわし、そして私を呼びます

母の隣に腰掛けたら
おかえりなさい。ペナコ。忙しかったの。」とはっきりとした大きな声でしゃべります

昨日と同じくらいはっきりと
ご飯を食べながら、今日のメニューのロールキャベツの話をしました

お母さん、よく、寒くなるとロールキャベツよく作ってくれたよね。大好きだったんだよ
そうね。分かっているわよ。こつは。ブイヨンよ

コトコト煮た母のロールキャベツは、おはしですっときることが出来ました
そして、口に入れると、とけてなくなってしまうような柔らかさでした

美味しかったよ
ありがとうね」

食後、部屋に戻っても、しゃきっとしていて「まだ、寝ないよ」と言います。
バナナを1本食べ、その後、私のおやつ用にもっていたワッフルをつまみ食いし、
歯を磨こうとしたところに、姉も来ました。

じっと姉を見つめて、にこっと笑う母。
その後も三人で冗談をいいあい、母もしわが増えた顔をくしゃくしゃにして笑っていました

笑い方を忘れていた母が思い出してくれました
叔母効果かもしれません

どんなに病んでいても
お互いがお互いを思いやる気持ちは残っています

歯磨後、ベッドに横になり、姉がアロママッサージを母に施している間に、
叔母の部屋へ。

今日も、一段とよい叔母です
お見送りのときも、一言もいいません
「帰りたい」とは。

だんだんと落ち着いてくる叔母。
いとこ君は、田舎に連れて行き、施設に入れるそうです。

どんな施設があるかも十分調べているわけではなく、
「医者はどうするの」という私の問いに

「え、医者につれていくの」と言う答えが帰ってきました
認知症は医者にいってもなおらないと信じ込んでいます

症状を緩和し、出来るだけ長いあいだADLを保ち、その人らしく、生かせるかという視点は全くなし。

困った物です
私も、姉も、母も、叔母も

できるだけ今の生活を続けたいのに
今日のこの時間がいつまでも続きますように

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