昼寝から起きた母に
割烹着を着せてみました
これも今回どうしてもやりたかったことです
倒れる前の晩までずっと使っていた割烹着です
母は覚えていないようでした
大好きな赤いカーディガンは覚えていたのに…
あんなに使い込んだ割烹着は忘れてしまったようです
それでも 着せたとたんに涙が止まらなくなってしまいました
この年末年始
母は一度も不穏な表情にはなっていません
よく眠っていますが
それでも起きると 面白いことを言おうとしたり 父とおしゃべりしたり
以前の母です
去年のあの妄想地獄の日々から思い返せば
本当に穏やかにそして母らしい表情が戻っています
夕食のときに私がむせてしまったら
もっていたお箸をおいて
背中を叩いてくれました
母の手は 認知症を病む前の母の手でした
大きくそれでいて優しく包み込むように背中を叩いてくれました
「ねえ、そんなにあせらないで、ゆっくり食べなさい。だれも横取りしないからね。」と。笑いながら言っていました。
それでも、言ったすぐ後に私のお皿から、ロールキャベツをしっかり横取りしていましたが。
こんな日常が戻ってくるとは 夢にも思いませんでした
妄想の日々、
姉と昼食を食べながら
「もう、逝かせてあげたいよね。これ以上、苦しませたくない」と姉が涙を浮かべていたこともありました。
どんなに医者にいこうとさそっても
「ペナコは人の気持ちが全くわかっていない。おまえみたいないやつが病気をわるくしちまうんだ」と暴力を振るった日
やるせない毎日がありました
半身が麻痺しています
高次脳機能障害があり抑制が利きません
幻視がまだあります
変なことばかり言います
それでも
今の母は家族思いの母でした
これを再認識できただけ 貴重な5日間でした
あと16時間ほどで この豊かな時間が終わってしまいます
終わらせたくない…
だけど終わりはくる…悲しいけど…
こんどはいつできるかな
ゴールデンウィークはできるかな
夏休みは
来年のお正月かな
もしかしたら もう無理かもしれないなあ
残りの時間
無駄にしないように
母の寝顔を見に行ってきます…
にほんブログ村