FXではレバレッジをかけることで、その分だけ利益も倍になりますが、逆に受ける損失も倍になります。レバレッジの使い方には注意しましょう。①保証金16万円でレバレッジ10倍、2万豪ドルを1豪ドル=81円で買った場合 (為替レート1円の値変動が1万円の損益幅)レートが1豪ドル=81円から1豪ドル=80円にレートが1円下がると、2万円の損失が 発生します。→保証金16万円 - 2万円の損失 = 保証金残高14万円②保証金16万円でレバレッジ20倍、4万豪ドルを1豪ドル=81円のレートで買った場合 (為替レート1円の値変動が1万円の損益幅)レートが1豪ドル=81円から1豪ドル=80円にレートが1円下がると、レバレッジ20倍に 設定しているため、レバレッジ10倍時の2倍、2万円×2倍で4万円の損失が発生します。→保証金16万円 - 4万円の損失 = 保証金残高12万円FXでは保証金額が同額でも、レバレッジのかけ方によって、受けるリスクも倍になる可能性があります。FXではレバレッジによるリスクを抑えるために、高レバレッジの場合は短期での取引、低レバレッジの場合は長期での取引、などというように運用方法を調整しリスクを上手くコントロールしましょう。FXはギャンブルではないため、なんでもかんでも高いレバレッジをかけて一攫千金を狙うことはおすすめしません。FXではレバレッジのかけ方に注意が必要なんです。
為替相場の変動は、企業や投資家にとって、とても気になることで、かつ重要な情報です。円高、円安は企業活動や投資活動に大きな影響を与えます。円高、円安を理解するために、円高がどのように経済に影響を与えるかを、海外に輸出している自動車メーカーを一例に取って考えてみましょう。1台1万ドルの車をアメリカに輸出していたとします。円相場が1ドル=200円の場合は、売り上げとして200万円が入ります。為替相場が円高に進み、1ドル=100円になった場合には、売り上げは100万円となってしまいます。1台当たりの生産コストが150万円だとした場合、前者では50万円の利益、後者は50万円の損失が発生します。輸出産業にとって、「円高」は大ダメージということがわかりますね。
今日も一日長かったなぁ・・・明日も気合入れなきゃ今日は、ドルと円について。FXでは、日本円をドルに交換することを「ドル買い」「円売り」と言い、米ドルを日本円に交換することを「円買い」「ドル売り」と言います。FXでは、交換するときのレートつまり交換比率は、その時の世界経済によって一定ではありません。FXで扱う通貨の交換比率は、それぞれの国における経済状況や政治状況、金利や貿易収支、世界情勢など様々な要因によって常に変動しています。為替レートは、あくまでも2国間の通貨交換比率を指します。FXで扱う通貨全てにあてはまるものではありません。つまり「円高・ドル安」という場合では、ドルに比べて円が強い(価値が高い)ということになりますが、円が全ての国の通貨に対して強いと言うことではありません。円の価値が上がった、下がった、あるいは、ドルの価値が下がった、上がったなど、外国為替は通貨交換をする時点での2国間のレートで判断されます。円高とか円安というと、なんだか相対的に円の価値が高かったり、安かったりするようなイメージになりますよね。あくまで相対的な価値ということだけ覚えておいてください