今回は先物取引についての簡単な説明です。以前の投稿でも述べましたが、商品には適正価格というものがあります。 しかし、その商品を欲しがる人が増加するにしたがって、価格がどんどんと上昇していくのは止めることはできません。この価格が一番高騰したときに売ってしまうのが「一番利益が出る」というのはお分かりいただけると思います。 いつ何時価格が下降するかわからない商品を、なんとか高い値段の段階で手放しておきたいのは当然のことだと思います。そこで「この商品を未来の約束した日に、事前に約束した価格で売りましょう」という取引が生まれます。 それが「先物取引」です。この「事前に約束した価格で」というものが意外に厄介で、先物取引をして約束してしまうと、将来どんなに商品の価格が下降していたとしても、 買うと約束した側は必ずその値段で買わなくてはならない事になります。もう少し付け加えるとすると。元が1000万円だった商品が、徐々に価格が上昇し、取引されるようになり、1500万円という値段がついたとします。ここであなたは先物取引で「この商品を将来1500万円で売りましょう」と約束して、相手は承諾します。これはある意味賭博に近いものがありますね。なぜなら、もしかすると将来は1500万円ではなく、もっと高く1600万円になってるかもしれない。それならまだいいですが、逆に値段が下がり500万円になっているかもしれません。この将来約束した価格で売るという「先物取引」の感覚も、FXをするうえで重要になってきますので頭の片隅にでも留めておいてください。将来を約束した価格で売るなんてなんか神秘的ですよね。