昼飯を用意しだした時にピンポーンと突然の訪問者。

私の実父、じいである。

ほぼ一年ぶり。

梨とそうめんと何故かせっけんを大量に持ってきてくれた。

リビングに通してお茶を出し、しばらくぶりにゆっくり話をした。


気になっていた病気(パーキンソン病)の状態が緩やかではあるけど進んで来ているのが見てとれた。


ショック・・・


仕事では毎日クレーン車に乗り、ボーリングが好きだったじいは

定年の少し前から体がいうことを利かなくなり

意思とは違う行動をとってしまう事が増え

診察をうけた結果パーキンソン病と診断された。

徐々に体の動きが遅くなり判断力もにぶってきたように思う。

大好きだったボーリングはアベレージ190くらい?だった。
とても上手だったのに・・出来なくなってしまった。


ひたすら働いて来たのだから定年後は自由に気ままに暮らしてほしいと願っていた。

マイボールも随分使い古していて

でも倹約家のじいは買い換えようとはしなかったのでいつかプレゼントしたいと思っていたのに。。

母は人の気持ちを考えない人だし、とてもじいの介護が出来るとは思えない。


私に出来る事ってなんだろう?


介護用ベッドやポータブルトイレ、車椅子。
自分たちの生活や娯楽でイッパイの私たちはお金で買える類の思いやりすら、示せない。


せめて母がもっとちゃんとした思いやりのある人だったらと

今日ほど思った事はない。


医師の診断によるとすでに杖が必要だそうだ。


それくらいの事ならお安い御用である。
前職は介護用品のお店にいたのだから。


お給料がでたら杖を買いにいこう。

まだ本人は使いたくないだろう。でも危険を回避する為には仕方がないのだし

足元がおぼつかなくなってきている事すら母は気づかないだろう。


気になりだしたらどんどん不安になってきた。

出したお茶も一度むせていた。
食事も飲み込みが出来ない時があるらしい。

とろみをつけた食事を作る必要があるし、いずれは箸も持てなくなるだろう。


母が不在の時は聞いておいたから

これからは時々様子を伺いに電話しなくては。

状態に合わせて使えそうな物を送ってあげよう。

本格的に介護が必要になってきたら在宅介護をお願いしなくちゃならないし。。

そんな事しか出来ないけど
少しでも快適に過ごせれるようにしてあげる事。

そういった類の情報を入れてあげることが

私に出来る事なのかもしれない。


普通乗用車は運転がえらいからと、母の軽自動車と交換している。

小さな白い車でトロトロと帰っていくじいを見送り悲しくなった。


じい、制限のある生活だしおかんの事全部じいに押しつけちゃって

ストレス溜まるよね。
ごめんな。

小さな事でもいいから
楽しみを見つけてほしい。

そして少しでも長く生きていてほしい。

陰ながらではあるけど
私にできる事を
私はやっていくからさ。