「橋下劇場」が炙り出したもの(2) | 保守と日傘と夏みかん

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政治・経済・保守・反民主主義

適菜
橋下が暴走したのは官邸の責任でもある。橋下維新を甘やかしてきたことに対する反省もしていない。
もっとも、まともな保守層は、最初から安倍や菅など相手にしていない。
今の政権支持層は単なる反左翼の思考停止した連中か、新自由主義を保守と勘違いしているバカか、改革幻想に踊らされた自称保守=B層だと思います。
戦後の幻想の平和に酔っていたバカが、幻想のリアルポリティクス(その実態は売国)に酔っているだけで、平和ボケであることには変わりがない。
移民政策、配偶者控除廃止の検討、農協の解体...。
わが国の国柄を破壊する勢力を自称「保守」が支持しているのだから話にならない。


藤井
橋下氏は住民投票で負けると、「都構想」を諦めると言った。これを潔いという人間もいますが、噴飯ものです。
なぜなら、これまでさんざん都構想をやらなきゃ大阪はめちゃくちゃになる、と言い続けたわけですから。そんなにあっさり諦めるということは「大阪のことはどうでもいいと思っている」か「都構想で大阪がよくなるとは思っていなかった」かいずれかだと考えざるを得ません。

適菜
橋下は当初住民投票で否決されても何回でもやると言っていたのに、そのうち「都構想の住民投票はこれが最後」と正反対のことを言い出した。
すごかったのは、住民投票で否決された後の発言。
「ぼくが間違ってたってことになるんでしょうね」と。

藤井
「正しい」かどうかは住民投票の結果とは関係ない。「真実は少数に宿る」なんてことは日常茶飯事です。

適菜
要するに日本人をなめてるんです。

藤井
これで怒らない日本人に僕は幻滅してしまいます。完全に橋下氏にバカにされているのに気づかないんですから。

『デモクラシーの毒』  藤井聡  適菜収

 


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