キャッシュレスな時代になって。
いろんな買い物がカードで出来るようになった今でも、現金しか信じられないという人がいる。
「なんだかんだ言っても、お財布の中にはお札が入っていないと心配だよね」なんて原始人みたいな人が未だにいる。
「カードや携帯でお買い物なんて、買った気がしないじゃないか」。その人は、そんなことまで言う。
「だいたい、全てのお店でカードを使えるわけじゃないでしょ。あんな不便なもの、あたしゃ信用出来ないよ」。
そんな、前近代的な言葉を堂々と発する世代がいる。
それが。
ボクらオヤジ世代だ。
現金支払い至上主義。
お財布の中には福沢諭吉。
そういう世代は今や貴重だ。
お金を使うことをちゃんと知ってる。
何しろ、高度経済成長も。バブルも経験しているのだから。
だからこそ。
社会はボクらオヤジを大切にして欲しい。
オヤジを大切にして、おやじをいい気持ちにさせて。
オヤジに光を当てることで、この社会の元気を取り戻すのだ。
若い頃。一晩でボトル一本あけたオヤジ。
朝の5時までディスコに滞在したオヤジ。
飲んだ帰りはいつでも、山手線始発だったオヤジ。
エレッセとセルジオタッキー二とサーフボードをこよなく愛したオヤジ。
彼ら(ボクら)の元気を取り戻すことで。
日本は再び元気印を取り戻す。
leanな社会はもう卒業して。
fatなオヤジをこれからは目指しましょう。
以上。
GINによる「現代オヤジ概論」今日の講義はこれにて終了。
ご静聴。ありがとうございました。ガハハ。
lean やせた。引き締まった等の意味。生産方式や企業で無駄を排した様。リーン経済。
fat 彼ら(ボクら)オヤジ世代の基本的な体型の総称。