プラモを作る。
もしかしたらそれはボクにとって、人生初めての趣味だった。

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小学校低学年の頃。
すごくちっちゃくて、パーツも少ししかないプラモを母に買ってもらった。
それは戦闘機のプラモだった。
お勉強が全くできず。
成績表は1と2しかないアホ少年GINは、見事にこれにはまった。
世の中にこんな面白い遊びがあるのか。そう思った。
その後。ボクはお小遣いを集めてはあらゆるプラモを作り続けた。
戦闘機。
戦車、そして戦艦。
僕の家はボクがつくる、おびただしい数の戦力で埋め尽くされた。

モーターのついた車やボートもたくさん作った。ボクがプラモを買うミッキーさんというお店のオッサンは、定期的にその車やボートのレースをしてくれた。
優勝するとまた、新たなプラモがミッキーのオッサンから頂ける。
ボクは、並列2本の電池配線を改良して。
直列4本に繋ぎ直し、モーターのパフォーマンスを最大限に引き出しては優勝を重ねた。
小学校の成績表1と2のアホ少年でも、やれば出来る。
そんな自信を貰えたのもプラモの世界だった。

ところでしぞーかはプラモ王国。日本のプラモの生産シェアの多くをしぞーかが担ってる。
しぞーかのそんな地盤を小学生の頃、ぼくも支え続けた^_^
そんな風に今は思ってる。
そして今でもボクは、プラモを作り続けてる。