糖尿病治療薬として2014年に登場し、
今や飲んでる人も多いSGLT2阻害薬。
一番有名なフォシーガの名でピンとくる
人も多いのではないでしょうか。
(最近知ったけど私の父も飲んでるらしい)
血中にある糖を尿中に出すことで血糖値を
下げる薬です。作用機序は、腎近位尿細管で
グルコースの再吸収を担うグルコーストランス
ポーターの1つであるSGLT2を阻害して、
尿糖排泄を促進します。
最近の研究で、このSGLT2阻害薬が様々な
ヒト固形腫瘍、さらには血液がんの細胞に
おいても増殖を遅らせる事が明らかになって
きており、注目を浴びています
がん細胞は、低栄養・低酸素という劣悪な
環境に打ち勝つために「ワールブルグ効果」
という形質を獲得する事が知られています。
がん細胞では、ミトコンドリアに機能不全
が生じるため、エネルギー産生効率が高い
酸化的リン酸化反応を利用できなくなり、
エネルギー産生効率の悪い解糖系を用いた
ATP産生反応によってエネルギーを確保する
ようになるのです。
通常では酸素があれば好気的解糖ですが、
がん細胞は嫌気的解糖に偏っている!
この結果、がん細胞ではブドウ糖の取り込み
が盛んになります。この代謝特性を利用した
のが、FDG-PET検査ですね
(ブドウ糖に似た性質をもつFDGが、がん細胞
に取り込まれ集積する性質を利用した検査。)
では、このブドウ糖取り込みが盛んになって
いるというのは、どういうことなのか
その答えが・・・
がん細胞ではSGLT2の発現が
多くなっている
要するにがん細胞にはSGLT(ナトリウム-
グルコース共輸送体)2が、沢山あるって事。
それを阻害すれば、がん細胞がエネルギー
不足に陥り、増殖が抑制されるって訳です。
がんは糖が好きだとか、塩分が好きだとか
言われてて、それを避ける食事も推奨されて
いるのは、このSGLT2が多く発現している
からということね。
全てのがん細胞でSGLT2の発現が多くなって
いるとは断言できないけど、増殖の早いがん
細胞、転移したがん細胞など、どうしようも
なく増えてしまっているような状況では特に
SGLT2阻害薬が効く可能性が高いんじゃない
かなっ?って感じがしますね。
調べると最近たくさん論文も出てます
気になる人は身近な医師に相談してみると
良いかもしれませんね
ちなみにSGLT2阻害薬は慢性腎臓病の
人において腎保護作用もあるという研究も
盛んに行われておりまして。
腎機能が改善したり、進行を遅らせたり
するというデータも出てます◎
ただ、腎機能が悪い(eGFR30以下とか)
では薬の使用が制限されてたりするので
とにかく、まずは医師に相談ですね
では、食事と尿検査記録です。
16:00 おやつ
お土産のケーキ。
17:30 尿検査 pH6.0 酸性。
いつもならアルカリ性になる、
わかめラーメンですが、旅の疲れか
ケーキの影響で酸性になっています。
22:30 夜ごはん
バナナ、ジーマーミ豆腐。
3/26(火) 13:00 尿検査 pH6.5
弱酸性。
14:00 昼ごはん
豆腐、キクラゲ、レタス、卵焼き、
レバニラ、ご飯、花わさび漬け。
17:00 尿検査 pH6.5 弱酸性。
20:30 夜ごはん
枝豆、バナナ。
3/27(水) 2:30 夜食
アスパラご飯、豆腐厚揚げキクラゲ、
ピーマン玉ねぎ鮭焼き、セセリ焼き。
11:30 尿検査 pH7.3
弱アルカリ性。
12:00 昼ごはん
枝豆、梅干しご飯、トマト、餃子。
16:00 おやつ
オレンジ、マラサダ。
17:00 尿検査 pH7.5
アルカリ性。
22:30 夜ごはん
カレー、蒸しブロッコリー・人参。
3/28(木) 11:30 尿検査 pH7.0
中性。
12:30 昼ごはん
わかめ入りラーメン。
その後、出勤までに尿検査できず。
20:30 夜ごはん
カレーライス、蒸し野菜いろいろ。
家で沢山カレーを作ったので、
カレーが続きます(笑)
3/29(金) 11:00 尿検査
pH6.5 弱酸性。
12:30 昼ごはん
味噌わかめラーメン。
16:00 尿検査 pH8.0
しっかりアルカリ性。
週後半になり、やっとしっかりアルカリ性
が出ました〜。
22:00 夜ごはん
カレーライス、キャベツ。
3/30(土) 12:00 尿検査
pH7.0 中性。