<お隣さん・最終回

 

一昨日15日午前中に、

民生員さんより電話がありました。

入院中のお隣さんの容態が

急変したという事で、

お見舞いするなら今のうちに、

という連絡が病院から来たそうです。

というわけで急遽私と民生員さんの二人で

病院に行きました。

 

 

私たちが病室に行くと、

お隣さんはすでに意識不明の状態で、

酸素マスクや何本かの管で

つながっていました。

「〇〇さん」

と大きな声で呼びかけましたが、

多少瞼が震えるくらいで、

何の反応もありませんでした。

「来週あたりかも」

と看護師さんに言われました。

 

そして昨日、

ブログ用にお隣さんの

イラストを描いているとき、

民生員さんから電話が来ました。

「〇〇さん亡くなったそうです」。

来週まで持ちませんでした。

 

また民生員さんと病院に駆け付けました。

そして病室のお隣さんに会いました。

 

 

静かな顔をされていました。

顔色は白かったです。

「まだぬくもりがありますよ」

と言われ、顔をそっと撫でました。

確かに少し体温を感じました。

意識が無かったとはいえ、

前日に会いに来ていて

良かったと思いました。

 

 

ふと、

元気に我が家に来た時の

お隣さんを思い出しました。

およそ8年ほどの付き合いでした。

いろいろあった人生だったと思いますが、

令和6年2月16日

長い旅を終えました。

87歳と5か月でした。

 

結局最期を看取れませんでしたが、

挨拶だけは出来たと思います。

 

 

87年間お疲れさまでした。

心よりご冥福をお祈りします。

 

 

お隣さんが好きだった歌を

2曲贈りたいと思います。

 

 

 

 

 

今日もお付き合い頂き有難うございました。