< 雨 >

 

 

 

雨の音で目が覚めた。

昼寝の前は降っていないないようだった。

 

 

家の中には自分以外

誰もいない感じだった。

 

 

心細くなった僕は、

母を探した。

やはり母はいなかった。

 

 

すると、

戸が開け放たれた玄関の先に、

 

 

女の人が立っていた。

 

 

誰だろう、

見たことのない人だ。

僕はこの人をずっと見ていた。

 

そして女の人と目が合った。

 

 

いや、

僕を見ていなかった。

どこかを見ていた。

哀しそうな顔だと思った。

 

 

気が付くと

女の人は消えていた。

消えたあと急に怖くなった。

あの女の人はなんだったろう。

 

やがて母は帰ってきたが、

このことは話さなかった。

 

このことがあって以来、

静かに雨の降る日、

この女の人を思い出す。

そしてまたいるのでは、

と思って外を見てしまう。

 

私は「雨女」と名をつけた。

 

< 終 >

 

 

 

ある雨の日に、

こんなストーリーが思い浮かびましたので、

描いてみました。

まだまだ下手です^_^;

でも描いていて楽しかったので、

これからも、

こういうショートショートを

描いていこうと思います。

 

 

 

昨日の午後、この漫画を描いていた時、

急に部屋のドアが、

「トントントントン」とノックされました。

もちろん家には私一人です。

ずっとドアが連打されます。

 

「誰だ?」私は怖くなりました。

こんな漫画描いてるから、

何者かを呼んだのか?と思いました。

すると、今度は家が揺れ始めました。

ここで初めて地震だというのが分かりました。

 

慌ててテレビをつけると、

北海道と青森に緊急地震速報が出ていました。

というわけで、

心霊現象と地震の両方の怖さを

味わった一日になりました(;^_^A

ドアがノックされたのではなく、

細かく揺れていた音だったんですね。

私の臆病レポートでした(;^ω^)

 

今日もお付き合い頂き有難うございました。