「魔笛」めぐろパーシモンホール | サーシャのひとり言

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2月24日

「魔笛」

めぐろパーシモンホール



友達から「初めてのオペラを見てみたいのだけど、ハッピーエンドで何かあったら誘って」とのミッションを受けてチョイスした舞台。

選考理由は、キャスト、チケット代等色々考慮して、プラス中高の音楽の授業でババゲーノの歌を何曲か歌わされた(しかも日本語で!)から馴染みがあるかなぁと。


私的にはとっても楽しかった!!おねがいです。

魔笛のピリオド楽器版?は初めてでしたが、思ったほど違和感無し。

千住博さんの美術は、前半の様にもう少し千住さんらしいアートを前面に出しても良かった気はします。

後半はプロジェクションマッピング的な場面が多くてちょっと新鮮味に欠けたかも。


歌手陣は全体的に私は満足。

ダントツで良かったのは、ババゲーノの大西さん!

歌唱、自然なドイツ語、演技、と三拍子完璧ウインク

あれだけ演技できる人は、海外から連れて来てもなかなか居ない気がします。

鈴木優人さんとの掛け合いとか、小ネタもこの演技力だから様になる感じ。


めぐろパーシモンホールが箱としては小さいのを逆に利用して、あちこちからキャストが登場するのも楽しかったです。


ドラゴンと闘う場面や、火や水の修行の場面はダンサーさん達がコンテンポラリーっぽい踊りで表現していたのも新鮮。

ラスト、夜の女王一味も皆と手を取り合って大円団の演出は初めてでしたが、案外良き良きウインク


全体として、腰を抜かすほど突出はしていなくても、非常にバランスの取れた良い公演だったと思います。


ご一緒した友達もこれでオペラの魅力に目覚めてくれると良いなぁと思いつつの楽しい一日でした。












公演前にこんなポスターを発見!!

めぐろパーシモンホールにビョルンが来るラブラブラブ

大大好きなヴェニスに死すのビョルン・アンドレセン。

だいぶ雰囲気は変わりましたが、良いのです、心眼で見ますから!

と、帰宅後に早速チケットを購入。

マーラー5番をBGMに水平線を指差していた美しい彼は永遠です。