ラマダン2020 いよいよ近づきました | 日通ペリカントラベルネット ドバイ店の現地情報ブログ

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アラブ首長国連邦、そしてその他 中東の国のはなし

みなさんいかがお過ごしでしょうか🍀
新型コロナウイルスのせいで現在も家に引きこもり状態ですが、時間は刻々と流れております。

今年もやってきます。
イスラム教ラマダン月です

UAE国では4月23日日の入りよりラマダン月に入る事が予想されており、断食は4月24日日の出前から。
※イスラム暦では日の入りから1日が始まる。月の満ち欠けを目視して決めるためラマダン開始日は変わる可能性がある
また、国によっても変わる可能性がある

ラマダン月の最終日は5月23日で祭日イード アル フィトルは5月24日からの予定。
※シャルジャ プラネタリウムのジェネラルスーパーバイザーであるアル ジャルワン氏による予想 22日夜には新月の計算だが目視できるのは23日夜だろうという話

いつもならこの時期はサウジアラビアのメッカが世界中からの巡礼で溢れるところですがそれも禁止される中でのラマダン月突入ということで、非常に特別ですね。

ラマダン月といえば、日中の断食で有名。
日の出前のファジュルから日の入りのマグリブまで、食べ物飲み物の摂取は禁止です。それ以外にも、喫煙の禁止、性行為の禁止、ケンカや口論、かげぐち、うわさ話、わがままや不敬行為なども禁止。

飲食や性行為は別として上記のそれ以外はラマダンでなくても普段より控える様言われること。

ケンカや口論は普段からよく見ますが、この時期は、ラマダンなんだからやめろよ、と周りがなだめる光景がよく見られます。

禁止事項とは逆に、良い行いをすると通常よりも多く報酬をもらえるといいます。印象ではイスラム教文化の国は非常に親切ですが、よりたくさんの親切や温かい言葉に出会うのがこの時期。

また、イスラム聖典 クルアーンをいつもより多く学んだり読んだり聞いたりします。これも多くアッラーに報酬をもらえるといわれる行為。

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日の入りのマグリブを知らせるアザーンが街に鳴り響くと、いよいよその日の断食終了で最初の食事イフタールをとります。多くの場合はじめに水とナツメヤシの実を食べます。
さて、このイフタールは通常親族が集まったり友人を招待したりみんなで外食したりと、毎日ではないがとにかく大人数で集まることが多い
たくさんの食事を並べてみんなで食べる、というのがお馴染み。

また、外でも仮設テントを立ててテーブルと椅子を並べて、誰でもウェルカムで食事が提供されます。

テントは建てなくても、いろんな事情でマグリブまでに家に帰れず道路で信号待ちしている車の人たちや歩行者にジュースなどを配る光景もよく見られます。

が、新型コロナウイルスの感染が広がる今年のラマダンはこのみんなで集まる行為は避けられざるを得ない。
イフタールは家族だけでとる、というラマダンになりそうです。

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ラマダン期間だけの特別な礼拝、タラウィーhの集団礼拝も行われないようです。この礼拝もラマダンのひとつのハイライトなので、これをモスクで集団礼拝しないというのも、今の異常事態を身にしみさせます…

現在の引きこもり生活のままラマダンに突入濃厚。良いラマダン月であることを祈ります。

TANI