2020年といえば、日本のメディアでは”東京オリンピック”1色でしょうが、
ドバイでは”ドバイ万博2020”です
万博開催期間は2020年10月20日から173日間 開催
万博会場の工事が急ピッチですすんでいる様ですが、
万博といえば、世界各国からの技術や文化が展示される”パヴィリオン”が目玉でしょう。
どんな展示が見られるのか、いまからとても楽しみです。
というわけで、下記に各国パヴィリオン(の一部)のデザインをご紹介。
もちろん、日本も出展します
※写真と情報は公式サイトから。公式サイトでは簡単なプレゼンテーションが見れます
○UAE パヴィリオン○
建築デザイン: Santiago Calatrava
万博のホスト国であるUAE国。国の鳥であるファルコン(はやぶさ)が飛翔する姿をイメージ。
○アゼルバイジャン パヴィリオン○
建築デザイン: Simmetrico
”Seeds For The Future(未来への種)”をテーマに、屋根は葉っぱの形をイメージ。
太陽光発電/自然換気/雨水利用技術を搭載。
建築デザイン: querkraft
”Every Good Idea Begins with the Right Question(全ての良きアイディアはただしい質問から始まる)”がテーマ。
あえてロー テクノロジーを使い、その可能性を展示。”9000歳”の土を用い、47の円錐を建造。
コートヤードとウィーン コーヒーハウスも展開。
○ベラルーシ パヴィリオン○
建築デザイン: NÜSSLI Adunic AG
ベラルーシの原生林を取り入れ、さらには未来的に仕上げたデザイン。
フォークとダンスグループのパフォーマンスも見られる予定。
○ベルギー パヴィリオン○
建築デザイン: Assar Architects and Vincent Callebaut Architectures
緑に覆われたこの建物は、使用する量を上回るエネルギーを作り出す設計が施されます。
”エコ フレンドリー”パヴィリオンとして、ベルギーの持つ持続可能性を追求したイノベーションを紹介。
○ブラジル パヴィリオン○
建築デザイン: JPG.ARQ, MMBB and Ben-Avid
水が主役のパヴィリオン。アマゾン川をイメージしてデザイン。水がふんだんに使われたビルの中を歩く事が可能。
○中国 パヴィリオン○
建築デザイン: Construction Engineering Design Group Corporation Limited
随一のサイズを誇るパヴィリオン。光のショーが催される様です。
○チェコ パヴィリオン○
建築デザイン: Formosa AA
大気から水蒸気を抽出し砂漠にオアシスをつくる、という技術をパヴィリオンに導入。
同時に、チェコが誇るガラス細工の伝統も取り入れます。
○フィンランド パヴィリオン○
建築デザイン: JKMM
”雪でできたアラブのテント”を模したパヴィリオン。UAE国とフィンランド国の景観をつなげるデザイン。
○フランス パヴィリオン○
建築デザイン: Ateilier du Prado Architectes and Celnikier & Grabli
”Light, Lights(光、ひかりひかりs)”をテーマだけに、ライティングが見所。
光のショーを毎日開催予定。
○ドイツ パヴィリオン○
建築デザイン: LAVA, facts and fiction
大学キャンパスの雰囲気で、クリエイティブで先進的な遊びと学びの時間を楽しめます。
装着可能な技術体験エリアが3つ、エナジー ラボ、フューチャーシティ ラボ、バイオダイバーシティ ラボを体験しましょう。
○日本 パヴィリオン○
建築デザイン: Yuko Nagayama and NTT Facilities
テーマは”Join. Sync. Act.” 和風とアラベスク パターンのフュージョン設計は中東から日本へのびるシルクロードへのオマージュ。
風、水、光がテーマのハイテク ビルディングです。
○韓国 パヴィリオン○
建築デザイン: Mooyuki Architects
回転するキューブを使用し絶え間なく変化するデザインが来場者を驚かせる先進的な建物。
韓国アート、スタイル、テクノロジーを展示。世界的に有名なKポップ音楽も展示される様。
○ルクセンブルグ パヴィリオン○
建築デザイン: Metaform
国を成功に導いた天然資源に焦点。更には循環型経済、社会の多様性、次の産業革命へも言及。
メビウスの輪に似せた建物はオープンな気質、ダイナミズム、信頼性を象徴。
○モナコ パヴィリオン○
建築デザイン: AODA, OOS
モナコの“Rock (岩)”にインスパイヤされたデザイン。
2つの展示エリアがあり、“ガーデン オブ オポチュニティー”ではモナコの温暖で晴れた気候を体感。
“カレドスコープ(万華鏡)”ではアート、文化、イノベーション、歴史、美食などを展示。
○オランダ パヴィリオン○
建築デザイン: V8 architects
パヴィリオン自体が地元のもの素材で作られ、万博後はリサイクルできるという、
環境への影響をミニマムに設計されたもの。
更には水、エネルギー、食料を自給するシステムで、垂直農場も設置。
○ニュージーランド パヴィリオン○
建築デザイン: Jasmax
先住民のマオリが大切にする“カイティアキタンガ”、つまり人間と環境の深い親族的つながりを反映したパヴィリオン。
○ノルウェイ パヴィリオン○
建築デザイン: Rintala Eggertsson Architects, Expomobilia and Fivecurrents
世界の最先端をいく海洋国家として、海や海洋活動、海洋生物についての展示をするパヴィリオン。
○オマーン パヴィリオン○
建築デザイン: Adi Architecture
そのすべてはフランキンセンス(乳香)!建物のデザインはフランキンセンスの木、
内部は5箇所に分かれ、フランキンセンスがオマーンに利益をもたらしてきた歴史が紹介されます。
○ロシア パヴィリオン○
建築デザイン: Tchoban SPEECH, Simpateca Entertainment Group
スパイラルする色の爆発。あなたを驚愕させる、そんな仕掛けがたのしめるというパヴィリオン。
○サウジアラビア パヴィリオン○
建築デザイン: Boris Micka Associates
2つのサッカー競技場と同じサイズという大きな規模のパヴィリオン。
エネルギー、創造性、イノベーションにフォーカス。
○スペイン パヴィリオン○
建築デザイン: Amann-Canovas-Maruri
円錐形の設計は内部の空気循環をよくし、UAEの暑さの中でも来場者が涼しくいられる為。
スペインの伝統的なエンターテイメントとスペインにおけるイスラムの歴史を探索できるパヴィリオン。
○スウェーデン パヴィリオン○
建築デザイン: Alessandro Ripellino Arkitekter, Studio Adrien Gardère and Luigi Pardo Architetti
スカンジナビアの森林とイスラムのジオメトリーの融合、木の幹をつかった建築、
そしていかにしてスウェーデンが”スマートシティ”になったかを展示します。
○スイス パヴィリオン○
建築デザイン: OOS
内部を”ハイキング”するパヴィリオン。
内部にはシアターがあり、来場者はあたかも霧すさぶスイスの山山の中にいるかの様な錯覚をおぼえる仕掛け。
○タイ パヴィリオン○
建築デザイン: Index Creative Village
最新のテクノロジー&伝統的エッセンス。外は500以上の造花のカーテンでデコレートされます。
○イギリス パヴィリオン○
建築デザイン: Es Devlin Studio, Avantgarde and Veretec
故 ホーキング博士のプロジェクトにインスパイアされた設計で、いくつものスクリーンが外に設置され、
より大きな詩的なメッセージをうつしだす。
○ウクライナ パヴィリオン○
建築デザイン: Unknow
ウクライナの文化遺産を探索できるという、植物をうつくしく配した穏やかな雰囲気。
巨大なガラスのスクリーンの間に配置した植物のパターンもみどころ。
○アメリカ合衆国 パヴィリオン○
建築デザイン: Curtis W Fentress
スタジアムの様な形をしたビルディングはそれ自体がスクリーンとして利用され、
あたかも建物自体が動く事ができるかの様な仕掛けのデザイン。
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もっと詳しくパヴィリオンの事を知りたい方は、
公式ウェブサイトへ! https://www.expo2020dubai.com/en
TANI