イスラム教はとてもお祭りが少ない、とおもいます。
というか年に2つしかない。
それは、イード アル フィトルとイード アル アドハ。
イード アル フィトルは断食をする月、ラマダン月の終わりを祝う祭日。
イード アル アドハは日本語では犠牲祭と呼ばれ、メッカ大巡礼の最終日に行われる祭日。
このうち、イードアルアドハがもうすぐ始まります。
予想では8月11日に祝日スタート。祝日期間は8月11、12、13日 まで。となる予想です。
この期間、政府機関ならびに一般企業は業務休業、観光地の営業時間が変わる可能性があります。
<イード アル アドハ>とは?
イスラム暦でいう”ズル アル ヒッジャ月”の10日目。全世界のイスラム教徒によって祝われるお祭りです。
ズル アル ヒッジャ月はメッカ巡礼の月で、巡礼はズル アル ヒッジャ月の8日目にはじまり、4~6日間かけて終了。
このズルアルヒッジャ月 10日目が、今年で言うと8月11日になる予定。
イードの日は朝早く起きて、新しいきれいな服を着て、集団礼拝に行きます。
いつもは集団礼拝に参加しない人も女性も男性も、イードの初日だけはできる限りこの集団礼拝に参加。
すごい人数になる為、道路に大きな布を引いて大人数で一斉に礼拝する光景は胸を打たれるものがあります!
そして、このイードでは家畜を屠ります家族・親族で一頭の牛や羊を買い、この日にと殺。
と殺は専門業者がやってくれますが、家畜が生きた状態から首を切られ、血を流し、解体されていく様子を見学することが推奨されます。
わたしも一昨年は友人家族が購入した牛一頭がと殺される光景を見ましたが、なんともいえない気分になりました
ほんと、牛さんの命を頂いているんだなぁ、と神妙な気分。
ちなみ、イスラムではと殺方法にも規則があり、このやり方を守る限り家畜は苦痛を感じることは無い、と言われます。
解体された肉は3等分に分けられ、家族、親族や近所や友人、貧しい人へ という形で配ります。
また、慈善団体にお金を寄付し、団体が家畜のと殺を担い貧しい人へ配る、ということも普通に行われております。
<メッカ大巡礼>
メッカはサウジアラビアにある街の名前。イスラム教徒は一生に一度、このメッカでの大巡礼を行うことが義務とされております。
ただし、経済的、健康上それができない場合はゆるされます。
大巡礼はいつでもできるわけでなく、ズルアルヒッジャ月の8日目にはじまり、世界各国から200万以上のイスラム教徒が
この地球上の一箇所に集まる為、圧巻な光景となります。
***********
このズル アル ヒッジャ月はイスラム暦でいうと、一年の最後の月です
イスラム的にはもう年末がちかい、、
個人的には、この月が終わると、あっという間に(通常の太陽暦でいう)12月の年末年始になるかんじ!
時の流れの速さについていってない感じですが、とにかく、
今年も無事にみなさまのメッカ巡礼が完了されますように!!
TANI