出生前診断に際して。
「非情な選択をしなくてはならないとしても、絶対に上の子のせいにしない」このことは初めから決めていました。
上の子がいるから
上の子に迷惑がかかってはいけないから
きょうだい児は大変だから
もちろん、どれも正論です。
でも、たとえケアが必要な子が産まれたとして、それを不幸かどうか決められるのは上の子だけ。
私たちが先回りして、上の子のために非情な選択をするんだ…と考えるのは、違う気がしていました。
私たち夫婦が、
上の子の人生に問題が起きないくらい十分なお金を稼いでいたら
精神的なキャパが大きければ
なんの憂いもなく、どんな子でもお迎えできるのかもしれない。
でもそれは無理だから、私たち夫婦ができないから、選択をするんだ。決して上の子のためではない。
結局言っていることは同じなのかもしれないけれど。
うまく言えないので、他の方に伝わるかは分からないけれど、このように決めていました。
そうこうしているうちに検査の日になりました。
検査は18時からの枠。
朝から仕事をして、30分だけ早退させてもらい、マイカーで向かいました。
朝、保育園に行かせた子供は、今回は親に引き取りを頼み、実家で預かってもらう段取りになりました。
単身赴任中の夫とは現地で待ち合わせです。