1人目の妊娠中は、出生前診断の類は一受けませんでした。
妊婦検診で主治医の先生が、首の後ろのむくみはありませんと言ってくれた程度。いわゆるNTというものですが、それも資格を持った先生がきちんと計らないといけないという原則からは大きく外れたラフな診察でのことでした。

赤ちゃんの器官の形やサイズについて検診で何も言われないのだから大きな異常はないのだろうとある意味自分に言い聞かせていたところが大きく、また、最悪一人っ子なら何かあっても育てられるという(甘いと言われるかもしれませんが)思いがありました。

しかし、夫はそういった出生前検査については病院が積極的に勧めてくれるだろうと思いこんでいたようです。
臨月になり、「そういえば何も検査してないけど大丈夫だよな」と言われ、ビックリしました。
私は仕事上、産婦人科医が出生前診断を勧めてはいけないことは知っていたので、それを理解した上で、色々なエコー所見の説明内容も加味し、あえて主治医に色々聞くことはしませんでしたが、夫は、主治医が検査を全て誘導してくれると思っていたようでした。

正直、臨月になってそんなこと言われても困るし、妊娠に関する本をリビングに置いて「時間があるときに読んで」と伝えても素通りしてゲームばかりしていた夫に、そこだけピンポイントで求められても困る!という気持ちでいっぱいでした。
わざわざ夜診のあるクリニックを選んで、毎回検診についてきていたのだから、自分で聞くこともできたでしょと怒りの気持ちも湧いてきました。


結果的に上の子は染色体異常含め先天性の異常はなく生まれてきましたが(少なくとも今のところは明らかなものはない)、夫との認識のギャップについてはこれから後々も響いてきます。

特にうちの夫の場合は、私が仕事柄詳しいだろうと思い込んで丸投げな部分があり、育児も離乳食も丸投げでしたが、それはまた別の機会に。
産婦人科医、助産師さんや栄養士さんじゃないかぎり(それも詳しいのは自分に関係ある分野だけだと思いますが)、ママだって妊娠、育児は全てがゼロからのスタートで、ママだけが勉強してるというのは変な話なんですけどね。