身もふたもありませんが、乱暴な言い方をすれば、人気エリアで条件さえ良ければどんな部屋でも売れると思います!
値段をふっかけていようが、部屋を汚く使って未リフォームであろうがです。
でも、同じような部屋がいくつかあってあまり差がないときや、客観的にハンデがあるお部屋の場合には、少しの差で変わってくるんじゃないかと思います。
個人的に、この部屋はあまり買いたくないなと思ったエピソードを紹介します。
購入したマンションから100メートルほどの建物。人気のエリアです。
広さも80平米近くあり、スペースや部屋数、収納も十分。ルーフバルコニーもあり、規約では子供にプールもさせてやれる。値段も予算内。
オーナーさんが居住中の状態での見学でした。
このオーナーさんが、とにかく無愛想!
同じ子育て世代の女性なのに、お話が続かない。挨拶も返ってこず、子供のことも無視。
もちろん人様には色々な事情があると思いますが、部屋を買ってほしいと思ってる人の態度ではないなと感じました。
さらにさらに、「見ないでほしい」と仰る部分が多すぎて💦
マンションを買うつもりでの見学なら、収納がどれくらい入るのかは最低限見たいですよね。
でも、クローゼットは見せられないと言われてしまうと無理強いはできず…。
居住中なのだからプライバシーはあると思うのですが、それまで見学したお部屋はオーナーさんがどうぞどうぞとクローゼットを開けてくれたり、なんなら初めから開け放してあって、見学ウェルカムな雰囲気だったので、戸惑いました。
結局、あまり細かいところは見られなかったなー、時間の無駄だったなーと思いながらの帰路となりました。
相手方の不動産会社も、こちらがお願いした会社も大手でしたし、トラブルになることはないと思われましたが、一世一代の買い物なのだから気持ちよく取り引きしたいなーと思うのは欲張りなのかな?
結局そのお部屋はなかなか売れなくて、私が今のマンションに決めてから一年経ってもまだ契約されていませんでした(契約後もスーモは定期的にチェックしています。もはや趣味です)。
値段をどんどん下げて、そのあとフルリフォームもしたのに、それでも売れないのでどんどん値崩れし、リフォーム前より値段を下げたところでようやく契約に至ったみたいです。
結果論でしかありません。初めに書いたように、このエリアなら、どんな部屋でも条件さえ良ければ売れると思います。でも、自分の未来にもあり得ない話ではないなと暗い気持ちになりました。
私の場合は、実際に購入したマンションのオーナーさんはとても良い方で、まだ近所にお住まいなので、今でも交流があります。
不動産売買は、言ってしまえば書類のやり取りですべてが終わる事務的な作業なのですが、いざとなるとやっぱり「人」って大事な要素だと私は思うので、自分が売り手になった時は愛想良く!オープンな雰囲気を心がけたいなと気付かされた反面教師的な体験でした。