インフォリッチのMBOが話題になっているようです。
日経新聞の記事によれば以下の通り。
「チャージスポット」運営会社がMBO ベインと組み500億円で
「スマートフォン向け充電器のレンタルサービスを手掛けるINFORICH(インフォリッチ)は13日、MBO(経営陣が参加する買収)により株式を非公開化すると発表した。米投資ファンドのベインキャピタルとTOB(株式公開買い付け)を実施し、総額は500億円規模となる見込み。ファンド傘下で海外展開に向けた投資を加速する。」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC133EK0T10C26A2000000/
500億円規模というのは正直凄いなという感想です。
なにしろ時価総額約200億の会社ですから、その2.5倍の資金を用意するということに。
そんなに価値があるのかな?と疑問に思いましたので決算書をふわっと眺めてみたところ、確かに右肩上がりのビジネスだなあという印象を持ちました。
売り上げ好調のストック型ビジネスっぽいというのが評価されての500憶円規模なのかもしれません。
ただし具体的な数字を見ると、ちょっと行き過ぎかな?という点も。
まず、成長段階の会社と仮定するとPER8.7は高過ぎる気がします。
ここに微妙な違和感。
実は成熟してしまっているのでは……という懸念がありそうに感じました。
だからこその海外展開の加速なのかもしれませんが、海外状況を見てみると台湾がどうにも伸び悩んでいるっぽく見えるのが気になります。
また、MAU・台あたりMAUの数字も2025年は伸び率が鈍化しているように見えます。
広告で持っている感じです。
とはいえ2026年度の予想はかなり強気で、売り上げ高18%増を計画。
一方でEBITDAは-12%という状況。
さらに懸念事項として、2030年頃がひとつのタイムリミットになり得る可能性があるということが示唆されています(リチウムイオン電池開発の関係)。
そこまでにどのくらい稼ぎだすことができるのか、そして固定客をつかむことができるのか、新たなビジネス展開を築くことができるのかがポイントの模様。
以上を踏まえて投資できるかどうかという目線でふわっと見てみると、短期勝負なら中々いいかもという感じがします。
一つ前の決算書を見ても、少しくらいならナンバーズくらいの宝くじ感覚で持ってみても良かったなという感じで、持っていなかったことをちょっと後悔。
しかし全力でいけるかといえば無理だったと思います。
といっても現実的にはMBOとなった訳ですから、このような感じでも信じてガンガン買っていった方々の認識が正しかったということ。
もっと相場の雰囲気を勉強しようと反省です。
